最新のリリースでは、このページがまだ翻訳されていません。 このページの最新版は英語でご覧になれます。

範囲の収集手法の選択

固定小数点ツールは Simulink® モデルにおいて固定小数点データ型を指定するタスクを自動化します。この過程は "オートスケーリング" としても知られています。ツールは、オブジェクトで明示的に指定される設計の最小値と最大値、シミュレーション中に発生し記録された最大値と最小値、または、範囲解析により派生した最大値と最小値のいずれかから、モデル オブジェクトの範囲データを収集します。これらの値に基づいて、ツールでは精度を最大化し範囲をカバーする固定小数点データ型を推奨します。ツールを使用すると、推奨されたデータ型を確認してから、モデル内のオブジェクトに選択的に適用することができます。

固定小数点ツールを使用して以下のメソッドを実行すると、モデルに対するデータ型を自動的に選択できます。

自動データ型指定メソッド利点不便な点

シミュレーションの最小値と最大値の使用

  • このモデルで使用する入力が既知の場合に便利な方法です。

  • 設計範囲情報を指定する必要はありません。

  • シミュレーションの範囲全体を常に収集できるとは限りません。

  • シミュレーションにかなり時間がかかる場合があります。

設計の最小値と最大値の使用

このメソッドは、範囲解析でサポートされないブロックがモデルに含まれる場合に使用できます。ただし、可能な場合はシミュレーション データを使用してデータ型を推奨します。

  • 多くの場合、設計範囲は一部の入力および出力信号でのみ利用可能です。

  • 指定された設計の最小値と最大値をもつ信号に対してのみデータ型を推奨できます。

派生した最小値と最大値の使用

シミュレーション データで意図した動作範囲全体がカバーされていることを確認するために、シミュレーションを何回も実行する必要はありません。

  • 派生にかなり時間がかかる場合があります。

ワークフロー機能シミュレーション データを使用した変換範囲解析を使用した変換
反復的なワークフロー複数のシミュレーションの範囲をマージします。この反復処理によって、複数の入力ケースの範囲を収集できるようになります。モデル内の設計範囲を手動で変更しない限り、ある派生から次の派生で検証結果が変わることはありません。
範囲カバレッジデータ型はシミュレーション範囲に基づいて推奨されます。固定小数点ツールで提供される推奨は、指定されるテスト ベンチと同等です。範囲解析は一般的に、より保守的なデータ型推奨を提供します。
システムへの入力推奨データ型には設計範囲の全体をカバーするような包括的な入力信号のセットが必要です。指定された設計範囲に基づいた派生から報告された範囲
設計範囲シミュレーション範囲は設計範囲の指定に対して検証され、診断ビューアーで違反が報告されます。設計範囲はモデルで指定しなければなりません。
サポート機能すべてのモデル オブジェクトは計測および範囲の収集についてサポートされています。範囲解析はモデル オブジェクトのサブセットをサポートしています。詳細については、サポートされない Simulink ソフトウェアの機能を参照してください。
モデル構造範囲は常にシミュレーション中に収束します。フィードバック ループなどのモデル構造によっては、収束前により多くの設計範囲情報を必要とする場合があります。
既知の範囲をもつ調整可能パラメーター調整可能な範囲は入力として実行されなければなりません。調整可能パラメーターの設計範囲が報告されます。
推奨データ型推奨データ型は収集された最小値と最大値に基づきます。
シミュレーション モード計測データはノーマル モード時にのみ収集されます。モデルがアクセラレータ モードまたはラピッド アクセラレータ モードで動作している場合、計測データは収集されません。シミュレーションに長時間かかることがわかっている場合、モデルの範囲を派生させることもできます。シミュレーション モードが範囲解析に影響することはありません。

関連するトピック