Embedded Coder Support Package for Linux Applications 入門
この例では、Embedded Coder® Support Package For Linux® Applications を使用して Linux ターゲットにアプリケーションを展開する方法を示します。
Embedded Coder Support Package for Linux Applications を使用して、コードの生成、実行可能プログラムの作成、ターゲット実行環境での実行可能プログラムの実行と停止、および実行中のアプリケーションのインストルメンテーションが可能です。複数のターゲット コンピューターを同時に操作することもできます。
この例では、Linux ターゲットに AUTOSAR Adaptive アプリケーションを展開し、アプリケーションのライフサイクルを制御します。
モデルの展開
この例では、正弦波のデータを送信する AUTOSAR Adaptive モデルを使用します。
モデルを開きます。
open_system('adaptive_msg_sender');
モデル ツールストリップで [アプリ]、[Linux ランタイム マネージャー] をクリックして "Linux ランタイム マネージャー" アプリケーションを開きます。
Linux ターゲット コンピューターのセットアップの手順に従って、Linux ターゲット コンピューターに接続します。
Simulink モデルのビルドとアプリケーションの展開の手順に従って、Linux ターゲット コンピューターにモデルを展開します。
アプリケーションを展開すると、"Linux ランタイム マネージャー" アプリの [ターゲット ツリー] ペインに表示されます。
ターゲットでのアプリケーションの起動
アプリケーションを選択し、[Linux ターゲット]、[ターゲットで実行]、[アプリケーションを起動] をクリックしてターゲットでアプリケーションを起動します。
初期化関数の実行と "adaptive_msg_sender" から送信されたデータを示すメッセージがアプリの [ログ ビューアー] ペインに表示されます。
ターゲットでのアプリケーションの停止
アプリケーションを選択し、[Linux ターゲット]、[ターゲットで実行]、[アプリケーションを停止] をクリックしてアプリケーションを停止します。終了関数の実行を示すメッセージがアプリの [ログ ビューアー] ペインに表示されます。