コード生成レポートの生成
モデルのビルド時にコード生成レポートを生成するようにモデルを構成できます。レポート生成とコード生成を分離する場合は、コードの生成後にレポートを手動で生成できます。コード生成後にモデルを変更しない場合は、コードを再生成せずにレポートを生成できます。
Embedded Coder® がある場合、トレーサビリティやコード置換に関するレポートなど、レポートのオプションのセクションを含めることができます。詳細については、コード生成レポートを参照してください。
モデルの設定
レポートを生成せずにコードを生成するようモデルを構成します。
たとえば
SumModel
というモデルを開きます。model = "SumModel"; openExample(model);
[C コード] タブの [レポートを開く] リストから、[レポート オプション] を選択します。[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスが開き、[コード生成] 、 [レポート] ペインが表示されます。
[コード生成レポートを作成] パラメーターをオフにします。コードを生成すると、レポートは生成されません。代わりに、手動でレポートを生成します。
Embedded Coder がある場合、Eliminated / virtual blocksが選択されていることを確認します。このパラメーターは、コード生成レポートのオプションの [トレーサビリティ レポート] セクションを有効にします。
コードを生成します。
レポートの生成
[C コード] タブで、[レポートを開く] を選択します。レポート生成プロセスでは、コードは再生成されずに、コード生成レポート ファイルがビルド フォルダーの html
サブフォルダーに書き込まれます (HTML コード生成レポートの場所を参照)。次に、MATLAB® Web ブラウザーが開き、コード生成レポートが表示されます。
[削除された / バーチャル ブロック] を選択すると、コード生成レポートに [トレーサビリティ レポート] セクションが含まれます。
コード生成後の任意の時点でコード生成レポートを開くには、[C コード] タブで、[レポートを開く] を選択します。レポートが既に存在する場合、コードまたはレポートが再生成されずに開きます。
レポートの共有
コード生成レポートを共有するために、コード生成レポート ファイルおよびサポート ファイルを転送用の ZIP ファイルにパッケージ化できます。
[現在のフォルダー] ブラウザーで以下のフォルダーを選択します。
/slprj
model
_target
_rtw
コンテキスト メニューを開くには、選択したフォルダーのいずれかを右クリックします。
コンテキスト メニューから [zip ファイルの作成] を選択します。[現在のフォルダー] ブラウザーにファイルが表示されます。
ZIP ファイルに名前を付けます。
モデルがプロジェクトの一部である場合は、プロジェクトをアーカイブするときにコード生成レポートを含めることができます。詳細については、プロジェクトのアーカイブを参照してください。
制限
モデルのビルド後またはコード生成レポートの生成後に、レガシまたはカスタム コードを変更する場合は、更新されたレガシ ソース ファイルが反映されるように、モデルをリビルドまたはコード生成レポートのレポートを再生成しなければなりません。たとえば、レガシ コードを変更後に [レポートを開く] ボタンを使用して既存のレポートを開く場合には、ソフトウェアはレガシ ソース ファイルと生成コードを比較して日付が古くないかをチェックしません。コード生成レポートは再生成されず、レポートには古いレガシ コードが含まれます。
コード生成レポートでレガシ コードまたはカスタム コードに変更を反映するには、[レポートを開く] ボタンを使用する前にモデルをリビルドします。
別の MATLAB バージョンを使用して生成されたコード生成レポートを開くことはできません。レポートが別のバージョンで生成された場合、次のことが可能です。
MATLAB の外部のレポートの HTML ファイルを開く。
使用している MATLAB バージョンでレポートを再生成する。