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データ型置換

生成コード内で組み込みのデータ型名を置き換える方法

R2023a 以降

モデル コンフィギュレーション ペイン: [コード生成] / [データ型置換]

説明

[データ型置換] パラメーターは、生成コード内で Simulink® データ型を置き換える方法を指定します。

設定

固定幅の整数の C データ型を使用 | Coder の typedef を使用
Coder の typedef を使用

コード ジェネレーターは、ヘッダー ファイル rtwtypes.h を作成し、このファイルで C89 言語標準に基づく Simulink Coder™ のデータ型を指定します。生成コードで Simulink Coder のデータ型がスカラー変数と配列変数に使用されます。たとえば、Simulink Coderreal32_T 型は Simulink の single 型に対応します。

このオプションは以下を開く場合に選択されます。

  • GRT ベースのモデル ([システム ターゲット ファイル][grt.tlc] から [ert.tlc] に変更)。

  • 最後に R2022b 以前のリリースを使用して保存されたモデル。

固定幅の整数の C データ型を使用

生成コードで C99 言語標準のデータ型が使用されます。これには stdint.hstdbool.h の定義が含まれます。

このオプションを選択すると、[Coder の typedef 互換性] (CoderTypedefsCompatibility) チェック ボックスが有効になります。既定では、コード ジェネレーターは rtwtypes.h を作成しません。生成コードが rtwtypes.h の定義を必要としないためです。matlabroot の下にある静的ソース コードによって必要とされることがあるため、ファイル rtwtypes.h が生成される場合もあります。Simulink Coder のデータ型定義を必要とするカスタム コードを使用する場合は、[Coder の typedef 互換性] チェック ボックスをオンにして rtwtypes.h の生成を強制できます。

このオプションは以下の場合に選択されます。

  • Embedded Coder® テンプレート モデルを開く。

  • [共有コーダー ディクショナリ] (EmbeddedCoderDictionary) コンフィギュレーション パラメーターで、サービス インターフェイス構成を含むファイルを指定する。

推奨設定

アプリケーション設定
デバッグ影響なし
トレーサビリティ影響なし
効率性影響なし
安全対策[固定幅の整数の C データ型を使用] にすると、MISRA C™ 標準および MISRA™ C++ 標準への準拠性が高まります。

プログラムでの使用

パラメーター: DataTypeReplacement
型: 文字ベクトル
値: 'CoderTypedefs' | 'CDataTypesFixedWidth'

バージョン履歴

R2023a で導入