vehicleDimensions
車両の寸法の保存
説明
vehicleDimensions
オブジェクトは車両の寸法を保存します。次の図は、vehicleDimensions
に含まれる寸法を示しています。
多くの場合、車両の位置は図の赤い点で示されるように、後車軸の中心にある地面上の単一点で表されます。この位置は、車両の自然な回転の中心軸に対応します。
次の表は、代表的な車両のタイプと対応する寸法を示しています。
車両の分類 | 長さ | 幅 | 高さ | ホイールベース | フロント オーバーハング | リア オーバーハング |
---|---|---|---|---|---|---|
自動車 (セダン) | 4.7 m | 1.8 m | 1.4 m | 2.8 m | 0.9 m | 1.0 m |
オートバイ | 2.2 m | 0.6 m | 1.5 m | 1.51 m | 0.37 m | 0.32 m |
作成
構文
説明
vdims = vehicleDimensions
は、既定の長さ 4.7 m、幅 1.8 m、および高さ 1.4 m の vehicleDimensions
オブジェクトを作成します。
vdims = vehicleDimensions(___,
は、1 つ以上の名前と値のペアの引数を使用して Name,Value
)Wheelbase
、FrontOverhang
、RearOverhang
、および WorldUnits
の各プロパティを設定します。Name
はプロパティ名で、Value
は対応する値です。Name
は一重引用符 (' '
) で囲む必要があります。複数の名前と値のペアの引数を、任意の順序で Name1,Value1,...,NameN,ValueN
のように指定できます。
プロパティ
例
ヒント
車両の
Length
は、Wheelbase
、FrontOverhang
、RearOverhang
の和です。FrontOverhang
を変更すると、Length
を一定に保つためにWheelbase
の値が自動的に調整されます。結果としてホイールベースが負になる変更はすべてエラーになります。車両の寸法を使用して、車両周囲のプランニング サーチ スペースを表す
vehicleCostmap
を定義できます。pathPlannerRRT
などのパス プランニング アルゴリズムでは車両の寸法を使用して、車両が追従するパスを求めます。
拡張機能
バージョン履歴
R2018a で導入