adtfFileReader
説明
adtfFileReader オブジェクトは、ADTF (Automotive Data and Time-Triggered Framework) DAT ファイル内の各種センサー関連のストリーム情報を読み取ります。ADTF は Elektrobit によって開発されたフレームワークであり、先進運転支援システム (ADAS) および自動運転機能の開発、可視化、テスト、検証を行うためのものです。DAT ファイルには、LiDAR やカメラなどの各種センサーからのデータおよびその他の自動車関連データが含まれます。
adtfFileReader オブジェクトから読み取る特定のタイプのメッセージを選択するには、オブジェクト関数 select を使用します。
adtfFileReader では、ADTF DAT ファイルのバージョン 2.0 と 3.0 の両方の読み取りがサポートされています。DAT ファイル内の各ストリームには並べ替えられたチャンクのタイムスタンプが含まれている必要があります。この要件は単一のストリーム内のデータにのみ適用され、複数のストリーム全体には適用されません。
作成
構文
説明
は、adtfReader = adtfFileReader(dataFileName)adtfFileReader オブジェクトである adtfReader を作成します。このオブジェクトは、指定した ADTF DAT ファイルからストリーム情報を読み取ります。
は、ADTF DAT ファイル内のストリームの構造を定義する記述ファイルである adtfReader = adtfFileReader(dataFileName,descriptionFileName)descriptionFileName を指定します。
は、ADTF DAT ファイルから情報を読み取る際に使用するプラグインが格納されているディレクトリである adtfReader = adtfFileReader(dataFileName,pluginDirectoryPath)pluginDirectoryPath を指定します。プラグインとは、DAT ファイルを読み取る際に役立つ、オペレーティング システム固有のコンパイル済みオブジェクト ファイルです。
は、ADTF DAT ファイルからデータを読み取るプラグインのディレクトリと記述ファイルを指定します。adtfReader = adtfFileReader(dataFileName,descriptionFileName,pluginDirectoryPath)
入力引数
プロパティ
オブジェクト関数
select | Create reader for selected subset of ADTF DAT file data |
例
制限
Mac プラットフォームでの DAT ファイルの読み取りはサポートされていません。
次のストリーム タイプの読み取りはサポートされていません。
adtf/anonymousadtf/audio
adtf/video_compressedストリーム タイプを読み取る場合は、JPEG 圧縮形式のみがサポートされます。
バージョン履歴
R2022a で導入

![{"String":"Figure Movie Player contains an axes object and other objects of type uiflowcontainer, uimenu, uitoolbar. The axes object contains an object of type image.","Tex":[],"LaTex":[]}](../../examples/driving/win64/ExtractVideoStreamFromADTFDATFileExample_02.png)