flattenLayer
フラット化層
説明
フラット化層は、入力の空間次元を折りたたんでチャネルの次元にします。
たとえば、層への入力が H×W×C×N×S の配列 (イメージのシーケンス) である場合、フラット化された出力は (H*W*C)×N×S の配列になります。
作成
プロパティ
NumInputs
— 入力の数
1
(既定値)
この プロパティ は読み取り専用です。
層への入力の数。1
として返されます。この層は単一の入力のみを受け入れます。
データ型: double
InputNames
— 入力名
{'in'}
(既定値)
この プロパティ は読み取り専用です。
入力名。{'in'}
として返されます。この層は単一の入力のみを受け入れます。
データ型: cell
NumOutputs
— 出力の数
1
(既定値)
この プロパティ は読み取り専用です。
層からの出力の数。1
として返されます。この層には単一の出力のみがあります。
データ型: double
OutputNames
— 出力名
{'out'}
(既定値)
この プロパティ は読み取り専用です。
出力名。{'out'}
として返されます。この層には単一の出力のみがあります。
データ型: cell
オブジェクト関数
例
フラット化層の作成
'flatten1'
という名前のフラット化層を作成します。
layer = flattenLayer('Name','flatten1')
layer = FlattenLayer with properties: Name: 'flatten1'
アルゴリズム
層の入力形式と出力形式
層配列内または層グラフ内の層は、形式を整えた dlarray
オブジェクトとして後続の層にデータを渡します。dlarray
オブジェクトの形式は文字列で、各文字はデータ内の対応する次元を表します。この形式には次の文字が 1 つ以上含まれています。
"S"
— 空間"C"
— チャネル"B"
— バッチ"T"
— 時間"U"
— 指定なし
たとえば、4 次元配列として表された 2 次元イメージ データがあり、最初の 2 つの次元がイメージの空間次元に対応し、3 番目の次元がイメージのチャネルに対応し、4 番目の次元がバッチ次元に対応している場合、このイメージ データは "SSCB"
(空間、空間、チャネル、バッチ) という形式で表されます。
functionLayer
オブジェクトを使用するか、関数 forward
と関数 predict
を dlnetwork
オブジェクトと共に使用して、カスタム層の開発などの自動微分ワークフローで、これらの dlarray
オブジェクトを操作できます。
次の表は、FlattenLayer
オブジェクトでサポートされている入力形式、および対応する出力形式を示しています。ソフトウェアが nnet.layer.Formattable
クラスを継承していないカスタム層、または Formattable
プロパティが 0
(false
) に設定された FunctionLayer
オブジェクトに層の出力を渡す場合、その層は形式を整えていない dlarray
オブジェクトを受け取り、この表に示された形式に従って次元が並べられます。ここには一部の形式のみを示します。層では、追加の "S"
(空間) 次元または "U"
(未指定) 次元をもつ形式など、追加の形式がサポートされている場合があります。
入力形式 | 出力形式 |
---|---|
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| |
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dlnetwork
オブジェクトでは、FlattenLayer
オブジェクトもこれらの入力形式と出力形式の組み合わせをサポートします。
入力形式 | 出力形式 |
---|---|
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|
| |
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|
複素数
FlattenLayer
オブジェクトは、複素数値の入力と出力をサポートします。 (R2024a 以降)この層は、複素数値の入力に対して実数値の入力に対する演算と同じように基となる演算を適用し、結果が複素数となった場合は複素数値のデータを出力します。
拡張機能
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
GPU コード生成
GPU Coder™ を使用して NVIDIA® GPU のための CUDA® コードを生成します。
バージョン履歴
R2019a で導入R2024a: 複素数値の入力と出力のサポート
FlattenLayer
オブジェクトは、複素数値の入力と出力をサポートします。この層は、複素数値の入力に対して実数値の入力に対する演算と同じように基となる演算を適用し、結果が複素数となった場合は複素数値のデータを出力します。
MATLAB コマンド
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