finddim

指定されたラベルをもつ次元の検索

R2019b 以降

構文

dim = finddim(X,label)

dim = finddim(layout,label)

説明

dim = finddim(X,label) は、指定された次元ラベルをもつ dlarray オブジェクト X の次元を返します。

dim = finddim(layout,label) は、指定された次元ラベルをもつ networkDataLayout オブジェクト layout の次元を返します。

例

dlarray オブジェクトの次元の検出

形式 "SSCBT" (空間、空間、チャネル、バッチ、時間) で形式を整えた dlarray を作成します。

X = dlarray(randn(6,5,4,3,2),"SSCBT");

X の次元ラベルを表示します。

dims(X)

ans = 
'SSCBT'

ラベル "S" をもつ次元を見つけます。

dim = finddim(X,"S")

dim = 1×2

     1     2

ネットワーク データ レイアウト オブジェクトの次元の検出

2 次元イメージ シーケンスを表す形式を整えたネットワーク データ レイアウト オブジェクトを作成します。形式を "SSCBT" (空間、空間、チャネル、バッチ、時間) として指定します。

layout = networkDataLayout([227 227 3 NaN 100],"SSCBT");

ラベル "S" をもつ次元を見つけます。

dim = finddim(layout,"S")

dim = 1×2

     1     2

入力引数

X — 入力データ

dlarray オブジェクト

入力データ。形式を整えた (または形式を整えていない) dlarray オブジェクトとして指定します。

layout — ネットワーク データ レイアウト

networkDataLayout オブジェクト

ネットワーク データ レイアウト。networkDataLayout オブジェクトとして指定します。

label — 次元ラベル

"S" | "C" | "B" | "T" | "U"

次元ラベル。次の dlarray 次元ラベルのいずれかとして指定します。

• "S" — 空間

• "C" — チャネル

• "B" — バッチ

• "T" — 時間

• "U" — 指定なし

出力引数

dim — 次元

正の整数のベクトル

次元。正の整数のベクトルとして返されます。

入力の形式を整えていない場合、または label と一致する次元ラベルをもたない場合、dim は空になります。

拡張機能

C/C++ コード生成

MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

使用上の注意および制限:

• 入力データは dlarray オブジェクトでなければなりません。

• ラベルの引数はコンパイル時の定数でなければなりません。

GPU コード生成

GPU Coder™ を使用して NVIDIA® GPU のための CUDA® コードを生成します。

使用上の注意および制限:

• 入力データは dlarray オブジェクトでなければなりません。

• ラベルの引数はコンパイル時の定数でなければなりません。

バージョン履歴

R2019b で導入

参考

dims | stripdims | dlarray | networkDataLayout