線形システム アナライザー基本設定の指定
[線形システム アナライザー基本設定] ダイアログ ボックスでは、現在のアプリ セッションについて、単位、フォントなどのさまざまな特性を含む線形システム アナライザーの多様なプロパティをカスタマイズできます。基本設定ダイアログ ボックスを開くには、線形システム アナライザーで [編集] 、 [線形システム アナライザー基本設定] を選択します。
線形システム アナライザーに指定する基本設定は、いずれも対応するツールボックス基本設定をオーバーライドします。
[単位] タブ
[単位] タブでは、以下を選択できます。
周波数
既定の
[自動]オプションはシステム時間単位に相対的な周波数単位としてrad/TimeUnitを使用します。ここで、TimeUnitは周波数領域プロットのシステムのTimeUnitプロパティで指定されるシステム時間単位です。異なる時間単位のある複数のシステムでは、最初のシステムの単位が使用されます。周波数の座標軸には、対数スケールまたは線形スケールを選択できます。
振幅 - デシベル (dB) または絶対値 (abs)
位相 - 度またはラジアン
時間
既定の
[自動]オプションは、時間と周波数領域のプロットに対してシステムのTimeUnitプロパティで指定される時間単位を使用します。異なる時間単位のある複数のシステムでは、最初のシステムの単位が使用されます。
[スタイル] タブ
[スタイル] タブは、線形システム アナライザーのすべてのプロットについて、グリッドの表示と非表示を切り替えたり、フォントの基本設定や座標軸の前景色を設定したりするために使用します。
以下の選択肢があります。
グリッド — 線形システム アナライザーのすべてのプロットに対してグリッドを有効にします。
フォント - フォント サイズ、フォントの太さ (太字)、およびフォントの角度 (イタリック) を設定します。メニューからフォント サイズを選択するか、任意のフォント サイズの値をフィールドに入力します。
色 — 軸の前景に対して使用する色ベクトルを指定します。これは、X-Y 軸、グリッド ライン、目盛りラベルなどに適用されます。赤、緑、青 (RGB) のそれぞれの値を 3 要素からなるベクトルとして指定します。ベクトル要素の値は、0 から 1 の範囲です。
RGB 値を数値として指定しない場合は、[選択] をクリックして [色の選択] ダイアログ ボックスを開きます。
[オプション] タブ
[オプション] タブには、時間応答と周波数応答についての選択肢があります。
時間応答プロットの場合は、以下のオプションを利用できます。
整定時間の表示 xx% — 整定時間の計算のしきい値を 0 から 100% までの任意のパーセンテージに設定します。既定値は 2% です。
"xx"% から "yy"% までの立ち上がり時間の指定 — 立ち上がり時間の標準的な定義は、信号が最終値の 10% から 90% になるまでにかかる時間です。最初の値が 2 番目の値よりも小さい場合は、任意の割合 (0% から 100%) を指定します。
周波数応答プロットの場合は、以下のオプションを利用できます。
この値より大きい振幅値を表示 — 関心領域に注目できるように、応答プロットでの振幅値の下限を指定します。
位相のラップ位置 — 位相を間隔 [–180º,180º) にラップします。異なる間隔で累積位相をラップするには、テキスト ボックスに間隔の下限を入力します。たとえば、「0」を入力するとプロットが位相を間隔 [0º,360º) にラップします。
[パラメーター] タブ
[パラメーター] タブは、時間と周波数のシミュレーションで使用する入力ベクトルを指定するために使用します。
既定では、プロットに対して時間や周波数ベクトルが自動的に生成されます。ただし、次のように既定値をオーバーライドできます。
時間ベクトル:
終了時間の定義 — シミュレーションの最終時間値を指定します。
ベクトルの定義 — 均等なサイズのタイム ステップを使用して時間ベクトルを手動で指定します。
周波数ベクトル:
範囲の定義 — 応答の帯域幅を指定します。ラジアン/秒またはヘルツのいずれかの単位は、[単位] ペインでの選択に依存します。
ベクトルの定義 — 周波数値のベクトルを指定します。正の実数の、厳密な単調増加ベクトルが有効です。
