Sparse Second Order

ライブラリ:
Control System Toolbox
説明
Sparse Second Order ブロックを使用すると、2 次スパース状態空間モデルを Simulink® 内で表すことができます。このようなスパース モデルは有限要素解析 (FEA) から発生し、構造解析、流体の流れ、熱伝達、電磁などの分野で役立ちます。このタイプのモデル化による結果の行列は、1 つのスパース パターンで非常に大規模になります。連続時間では、2 次スパース マス-バネ-ダンパーの状態空間モデルは次の形式で表されます。
ここで、完全な状態ベクトルは で与えられます。ここでは、 と はそれぞれ変位ベクトルと速度ベクトルです。u
と y
はそれぞれ入力と出力を表します。M
、C
、および K
はそれぞれ質量行列、減衰行列、および剛性行列を表します。B
は入力行列で、F
と G
は状態ベクトルの 2 つのコンポーネントから得た出力行列です。D
は入力から出力への行列です。
例
端子
入力
Input 1 — 入力信号
スカラー | ベクトル
サイズが B 行列および D 行列内の列数と同じ double
型の実数値入力ベクトル。
データ型: double
出力
Output 1 — 出力ベクトル
スカラー | ベクトル
サイズが F、G および D 行列内の行数と同じ double
型の実数値出力ベクトル。
データ型: double
パラメーター
M (質量) — 質量行列
1 (既定値) | スカラー | Nq
行 Nq
列のスパース行列
質量行列。Nq
行 Nq
列のスパース行列として指定します。ここで Nq
はノードの数です。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: M |
タイプ: スカラー、正方スパース行列 |
既定: 1 |
C (減衰) — 減衰行列
0 (既定値) | スカラー | Nq
行 Nq
列のスパース行列
減衰行列。Nq
行 Nq
列のスパース行列として指定します。ここで、Nq
はノードの数です。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: C |
タイプ: スカラー、正方スパース行列 |
既定: 0 |
K (剛性) — 剛性行列
1 (既定値) | スカラー | Nq
行 Nq
列のスパース行列
剛性行列。Nq
行 Nq
列のスパース行列として指定します。ここで Nq
はノードの数です。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: K |
タイプ: スカラー、正方スパース行列 |
既定: 1 |
B — 入力から状態への行列
1 (既定値) | スカラー | Nq
行 Nu
列のスパース行列
入力から状態への行列。Nq
行 Nu
列のスパース行列として指定します。ここで Nq
はノードの数、Nu
は入力の数です。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: B |
タイプ: スカラー、スパース行列 |
既定: 1 |
F — 変位から出力への行列
1 (既定値) | スカラー | Ny
行 Nq
列のスパース行列
変位から出力への行列。Ny
行 Nq
列のスパース行列として指定します。ここで Nq
はノードの数、Ny
は出力の数です。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: F |
タイプ: スカラー、スパース行列 |
既定: 1 |
G — 速度から出力への行列
0 (既定値) | スカラー | Ny
行 Nq
列のスパース行列
速度から出力への行列。Ny
行 Nq
列のスパース行列として指定します。ここで Nq
はノードの数、Ny
は出力の数です。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: G |
タイプ: スカラー、スパース行列 |
既定: 0 |
D — 入力から出力への行列
0 (既定値) | スカラー | Ny
行 Nu
列のスパース行列
入力から出力への行列。Ny
行 Nu
列のスパース行列として指定します。ここで Ny
は出力の数、Nu
は入力の数です。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: D |
タイプ: スカラー、スパース行列 |
既定: 0 |
初期位置 q(0) — 変位ベクトルの初期位置
0 (既定値) | スカラー | double のベクトル
変位ベクトル の初期値。double のベクトルとして指定します。 および は、状態ベクトルを構成する変位ベクトルと速度ベクトルです。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: q0 |
タイプ: スカラー、double のベクトル |
既定: 0 |
初期速度 q'(0) — 速度ベクトルの初期値
0 (既定値) | スカラー | double のベクトル
速度ベクトル の初期値。double のベクトルとして指定します。 および は、状態ベクトルを構成する変位ベクトルと速度ベクトルです。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: dq0 |
タイプ: スカラー、double のベクトル |
既定: 0 |
メモ
Simulink Control Design による線形化では、Sparse Second Order
ブロックが Simulink モデルに存在する場合、線形化されたモデルは、mechss
モデル オブジェクトです。
詳細については、スパース モデルの基礎を参照してください。
例については、スパース 2 次モデル オブジェクトへの Simulink モデルの線形化を参照してください。
拡張機能
C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
量産コードには推奨されません。
バージョン履歴
R2020b で導入
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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