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rss

ランダムな連続時間テスト モデルの生成

    説明

    sys = rss(n) は、次数が n の SISO 状態空間モデル sys を生成します。sys の極は、ランダムであり安定しています。ただし、s = 0 (積分器) での極では例外となる可能性があります。

    sys = rss(n,p,m) は、p 個の出力と m 個の入力をもつ状態空間モデルを生成します。

    sys = rss(n,p,m,s1,...,sk) は、状態空間モデルの s1×...×sn の配列を生成します。

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    2 つの状態をもつランダムな SISO 状態空間モデルを生成します。

    sys2 = rss(2)
    sys2 =
     
      A = 
                x1       x2
       x1  -0.8429  -0.2134
       x2  -0.5162   -1.214
     
      B = 
                 u1
       x1    0.7254
       x2  -0.06305
     
      C = 
               x1      x2
       y1       0  -0.205
     
      D = 
                u1
       y1  -0.1241
     
    Continuous-time state-space model.
    Model Properties
    

    4 つの状態、3 つの出力、2 つの入力をもつモデルを生成します。rss の入力引数は、状態、出力、入力の順序で配置されます。

    sys4 = rss(4,3,2)
    sys4 =
     
      A = 
                x1       x2       x3       x4
       x1    45.92    1.332   -9.841   -18.02
       x2   -3.679  -0.8695    2.348  -0.8719
       x3     89.8   -2.097   -22.31   -28.27
       x4    79.49   -2.367   -19.69    -24.7
     
      B = 
                u1       u2
       x1        0  -0.2256
       x2    1.533        0
       x3  -0.7697        0
       x4        0  0.03256
     
      C = 
                x1       x2       x3       x4
       y1   0.5525  0.08593   -1.062   0.7481
       y2    1.101        0     2.35  -0.1924
       y3    1.544        0  -0.6156   0.8886
     
      D = 
                u1       u2
       y1        0   0.4882
       y2   -1.402        0
       y3        0  -0.1961
     
    Continuous-time state-space model.
    Model Properties
    

    それぞれ 3 つの状態をもつ SISO モデルの 4 行 5 列の配列を生成します。

    sysarray = rss(3,1,1,4,5);
    size(sysarray)
    4x5 array of state-space models.
    Each model has 1 outputs, 1 inputs, and 3 states.
    

    入力引数

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    モデル次数。非負の整数として指定します。n により、生成されたモデル sys における状態の数が決定されます。n=0 の場合、sys は静的ゲインです。

    sys の出力および入力の次元。非負の整数として指定します。

    例: sys = rss(5,4,3) は、5 個の状態、4 個の出力、3 個の入力をもつ状態空間モデルを生成します。

    sys の配列の次元。非負の整数として指定します。これらの値を指定すると、状態空間モデルの k 次元配列が生成されます。配列内の各エントリは、p 個の出力と m 個の入力をもつ n 次の状態空間モデルです。

    例: sys = rss(1,1,1,2,3) は、SISO モデルの 2 行 3 列の配列を生成します。

    出力引数

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    ランダムな状態空間モデル。ss モデルまたは ss モデルの配列として返されます。sys の極は、ランダムであり安定しています。ただし、s = 0 (積分器) での極では例外となる可能性があります。

    ヒント

    • ss モデル sys を伝達関数、周波数応答、または零点-極-ゲイン形式に変換するには、それぞれ tffrd、または zpk を使用します。たとえば、sys = tf(rss(3)) は、3 次 SISO 伝達関数を tf モデル オブジェクトとして返します。

    バージョン履歴

    R2006a より前に導入

    参考

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