メインコンテンツ

アプリケーションと MATLAB Runtime のネットワーク ドライブへのデプロイ

MATLAB® Compiler™ または MATLAB Compiler SDK™ により生成されたアプリケーションは、すべてのネットワーク ユーザーがアクセスできるようにネットワーク ドライブにデプロイできます。MATLAB Runtime についても、ローカル クライアントで個々のマシンに MATLAB Runtime をインストールする必要がないようにネットワーク ドライブにインストールできます。

MATLAB Runtime のネットワーク ドライブへのインストール

Linux® システムでは、ネットワーク ファイル システムへの配布は、ローカル ファイル システムへの配布と同じです。MATLAB Runtime をネットワーク ドライブにインストールした後、すべてのクライアント マシンで環境変数 LD_LIBRARY_PATH を設定するか、MATLAB Runtime インストールを指すシェル スクリプトを使用します。詳細については、デプロイ用の MATLAB Runtime パスの設定を参照してください。

Windows® システムで MATLAB Runtime のネットワーク インストールを使用するには、以下の手順を実行します。

  1. ネットワーク ドライブと同じシステム アーキテクチャをもつマシンに MATLAB Runtime をインストールします。詳細については、MATLAB Runtime のダウンロードとインストールを参照してください。

  2. MATLAB Runtime のインストール フォルダー全体をネットワーク ドライブにコピーします。

    注意

    インストール パスに非 ASCII 文字が含まれていてはなりません。

  3. すべてのクライアント マシンで、パスにディレクトリ <MATLAB_RUNTIME_INSTALL_DIR>\<VERSION>\runtime\<ARCH> を追加します。詳細については、デプロイ用の MATLAB Runtime パスの設定を参照してください。これで、すべてのネットワーク クライアントがコンパイル済みのアプリケーションを実行できます。

アプリケーションのネットワーク ドライブへのデプロイ

Linux システム上および Excel® または COM 以外のデプロイ ターゲットについては、ネットワーク ファイル システムへの配布は、ローカル ファイル システムへの配布と同じです。

Windows システムで Excel アドインと COM コンポーネントを実行するには、クライアント マシンで MWComUtil ユーティリティ ライブラリを登録する必要があります。

次の表は、特定のアプリケーションをデプロイするために各クライアント マシンに登録する DLL を示しています。

デプロイするアプリケーション登録する DLL
Excel アドイン

mwcomutil.dll

mwcommgr.dll

COM コンポーネントmwcomutil.dll

これらの DLL を登録するには、次を行います。

  1. システム コマンド プロンプトを開きます。

  2. matlabroot\bin\version に移動します。ここで、matlabroot は、アプリケーションのコンパイルに使用した MATLAB リリースに対応する MATLAB または MATLAB Runtime の場所を表します。

  3. 以下の一方または両方のコマンドを実行します。

    mwregsvr mwcomutil.dll
    mwregsvr mwcommgr.dll

参考

トピック