コード アーカイブ (.ctf
ファイル) の配置
MATLAB データ API を使用して MATLAB® の関数またはクラスを compiler.build.cppSharedLibrary
関数または C++ 共有ライブラリ コンパイラ アプリに指定すると、コード アーカイブ (.ctf
ファイル) とヘッダー (.hpp
ファイル) が生成されます。
ヘッダー ファイル (.hpp
) は C++ アプリケーション コードに組み込む必要があり、C++ API の matlab::cpplib::initMATLABLibrary
または matlab::cpplib::initMATLABLibraryAsync
の各関数の入力として使用されるコード アーカイブ (.ctf
ファイル) は、C++ 実行可能ファイルにアクセス可能な場所に配置しなければなりません。コード アーカイブ (.ctf
ファイル) の配置について、以下のオプションがあります。
MATLAB コードを含むコード アーカイブ (.ctf
ファイル) に C++ アプリケーションが確実にアクセスできるように、このファイルを実行可能ファイルにアクセス可能な場所に配置します。2 つの簡単な方法があります。
環境変数を設定します。
コード アーカイブ (
.ctf
ファイル) を含むディレクトリをポイントするように、CPPSHARED_BASE_CTF_PATH
環境変数を設定します。これを行うには、MATLAB コマンド プロンプトでsetenv
関数を使用するか、システム コマンド プロンプトでexport
(Linux®)、set
またはsetx
(Windows®) を使用します。Visual Studio® を使用している場合は、Visual Studio での環境変数の設定を参照してください。別の環境で環境変数を設定するオプションは、次のとおりです。この例では、MATLAB コマンド プロンプトから環境変数を設定します。
setenv("CPPSHARED_BASE_CTF_PATH","P:\MATLAB\work\output\v2\generic_interface")
MATLAB setenv("CPPSHARED_BASE_CTF_PATH","\path\to\your\codearchive\directory")
Linux ターミナル export CPPSHARED_BASE_CTF_PATH="/path/to/your/codearchive/directory"
Windows コマンド プロンプト 現在のコマンド プロンプトのセッション:
set CPPSHARED_BASE_CTF_PATH=\path\to\your\codearchive\directory
将来のコマンド プロンプト ウィンドウ:
setx CPPSHARED_BASE_CTF_PATH "\path\to\your\codearchive\directory"
Windows PowerShell $env:CPPSHARED_BASE_CTF_PATH = "\path\to\your\codearchive\directory"
コード アーカイブ (
.ctf
ファイル) をコピーまたは移動します。あるいは、C++ 実行可能ファイルの場所にコード アーカイブ (
.ctf
ファイル) を直接コピーするか、移動します。コード アーカイブ (
.ctf
ファイル) を含むディレクトリに切り替えます。コード アーカイブ (
.ctf
ファイル) を含むディレクトリに移動し、その場所から C++ アプリケーションを実行します。たとえば、コード アーカイブ (.ctf
ファイル) がP:\MATLAB\work\output\v2\generic_interface
にあり、C++ 実行可能ファイルがP:\MATLAB\work\CalculateDistance\x64\Debug
にある場合、次のようにコード アーカイブを含むディレクトリに移動して C++ アプリケーションを実行します。P:\MATLAB\work\output\v2\generic_interface>P:\MATLAB\work\CalculateDistance\x64\Debug\CalculateDistance.exe