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Simulink シミュレーション Web アプリ

この例では、Simulink® シミュレーションを含む Web アプリを作成し、それを MATLAB® Web App Server の開発用バージョンでホストする方法を説明します。この例では、Simulink のばね質量ダンパー モデルと、このモデルを呼び出す MATLAB アプリを Web アプリのベースとして使用しています。シミュレーションを作成するための API は Simulink Compiler™ 製品に含まれています。ワークフローで、次を行います。

  • MATLAB Compiler の Web アプリ コンパイラ アプリを使用して、Simulink シミュレーションを含む MATLAB アプリをパッケージ化します。このステップでは、Web アプリ アーカイブ (.ctf) ファイルを作成します。

  • Web アプリ アーカイブ (.ctf) ファイルを MATLAB Web App Server の開発用バージョンにデプロイします。

  • Web アプリのホーム ページから Web アプリを実行します。

前提条件

メモ

この例では、Simulink Compiler 製品が必要です。詳細については、Simulink Compiler Workflow Overview (Simulink Compiler)を参照してください。

  1. MATLAB Web App Server™ の開発用バージョンをインストールして構成します。

  2. Simulink モデル ファイル MassSpringDamperApp.mlapp と対応する MATLAB アプリ MassSpringDamperModel.slx を現在の作業ディレクトリにコピーします。ファイルの既定の場所は次のとおりです。

    オペレーティング システムファイルの既定の場所
    Windows®C:\Program Files\MATLAB\R2022a\examples\simulinkcompiler\main\
    Linux®/usr/local/MATLAB/R2022a/examples/simulinkcompiler/main
    macOS/Applications/MATLAB/R2022a.app/examples/simulinkcompiler/main
  3. MATLAB App Designer で MassSpringDamperApp.mlapp を開き、[コード ビュー] に切り替えます。シミュレーションを作成するための Simulink Compiler API が SimulateButtonPushed コールバックに存在することを確認します。

Web アプリのパッケージ化および作成

  1. MATLAB を起動します。

  2. MATLAB コマンド ラインで「webAppCompiler」と入力し、Web アプリ コンパイラ アプリを開きます。

  3. ツールストリップの [メイン ファイル] セクションで ボタンをクリックして、MassSpringDamperApp.mlapp ファイルをプロジェクトに追加します。アプリ名、作成者、概要、説明、バージョンなどのアプリに関する情報を含む [アプリの詳細] セクションが含まれるように、Web アプリ コンパイラのサイズが自動的に変更されます。[アプリの詳細の編集] をクリックして、App Designer 内でアプリに関する情報を編集できます。[更新] をクリックし、行った変更で Web アプリ コンパイラを更新します。

    • (オプション) Web アプリをサーバーにデプロイするときに、区別しやすい表示名を使用するようにします。

    • (オプション) 追跡用にバージョン番号を入力します。バージョン番号は、Web アプリのホーム ページに表示されます。

    • (オプション) [概要] フィールドに Web アプリの説明を追加します。この説明は、Web アプリのホーム ページに表示されます。

  4. [アーカイブ情報] セクションで、アーカイブ名を mySimulinkSimulationWebApp として指定します。

  5. [パッケージ化] をクリックしてアプリをパッケージ化し、Web アプリ アーカイブ (.ctf ファイル) を作成します。

    開いた [プロジェクトを保存] ダイアログ ボックスで、プロジェクト名、および Web アプリ プロジェクトを保存する場所を指定します。Web アプリ コンパイラによりプロジェクトが保存され、[パッケージ] ダイアログ ボックスが開きます。

  6. パッケージ化が完了したら、[パッケージ] ダイアログ ボックスで、[出力フォルダーを開く] をクリックします。これにより、以下のファイルを含むプロジェクト フォルダーが開きます。

    • mySimulinkSimulationWebApp.ctf

    • mccExcludedFiles.log

    • PackagingLog.html

    • requiredMCRProducts.txt

    ログ ファイル PackagingLog.html を表示して、Web アプリ アーカイブのパッケージ化および作成に使用された正確な mcc 構文を確認できます。

Web アプリのデプロイ

  1. パッケージ化プロセス中に Web アプリ コンパイラにより生成されたプロジェクト フォルダーに移動します。

  2. Web アプリ アーカイブ ファイル mySimulinkSimulationWebApp.ctf を、サーバーによって構成されたアプリ フォルダーにコピーします。既定の場所は次のとおりです。

    オペレーティング システムアプリ フォルダーの場所

    Windows

    %ProgramData%\MathWorks\webapps\R2022a\apps

    Linux

    /local/MathWorks/webapps/R2022a/apps

    macOS

    /Library/Application Support/MathWorks/webapps/R2022a/apps

    サーバー アプリケーションの [アプリ フォルダーを開く] ボタンをクリックしてアプリ フォルダーを開くこともできます。詳細については、サーバー アプリケーションの起動を参照してください。

  3. サーバー アプリケーションの [ホーム ページを開く] ボタンをクリックします。

    このアクションによって、既定の Web ブラウザーを使用して Web アプリのホーム ページが開きます。単純な住宅ローン計算用 Web アプリを表示するタイルが表示されます。これで、Web アプリがデプロイされました。

Web アプリの実行

  1. Web アプリを実行するには、Web アプリのホーム ページの mySimulinkSimulationWebApp タイルをクリックします。

    Web アプリが新しいタブで開きます。

  2. [シミュレーション] ボタンをクリックしてシミュレーションを実行します。

    これで、Web アプリが正常に作成、デプロイ、および実行されました。

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