メインコンテンツ

MATLAB 関数のパッケージ化後に生成されるファイル

MATLAB® Compiler™ を使用してデプロイ可能なコンポーネントを作成するときに、ビルド ターゲットに対応するファイルが出力フォルダーに生成されます。使用するパッケージ化方法によっては、ファイルは出力フォルダーのさまざまなサブフォルダーに配置されることがあります。使用可能なパッケージ化の方法の詳細については、デプロイ オプションの選択 (MATLAB Compiler SDK)を参照してください。MATLAB Compiler SDK™ により生成されるファイルのリストについては、MATLAB 関数のパッケージ化後に生成されるファイル (MATLAB Compiler SDK)を参照してください。

compiler.build の関数群は、メイン ファイルおよびターゲット タイプに従って名付けられたフォルダーに出力ファイルを配置します。たとえば、magicsquareStandaloneApplication です。

コンパイラ アプリは output フォルダーを生成し、build という名前のサブフォルダーに出力ファイルを配置します。インストーラーを作成した場合、このアプリでは package サブフォルダーをオプションで作成します。インストーラーは、コンパイル済みコンポーネントの配布に必要なすべてのバイナリ アーティファクトをインストールし、MATLAB Runtime をオプションでインストールします。また、関数 compiler.package.installer を使用して、インストーラーを生成することもできます。MATLAB がマシンにインストールされていないユーザーに、インストーラーが配布されます。インストーラーを作成しない場合は、コンポーネント タイプに従ってコンポーネントの統合に必要なファイルのセットを手動で配布できます。

R2025a 以降:コンパイラ アプリの以前のバージョンを使用して生成されるファイルの詳細については、MATLAB 関数のパッケージ化後に生成されるファイル (R2024b)を参照してください。

MATLAB Compiler により生成されるファイル

MATLAB Compiler はビルド出力フォルダーに以下のファイルを生成します。ここにリストされていない中間アーティファクトは、MATLAB ファイルのパッケージ化の結果として生成されます。これらはユーザーにとって重要ではありません。

すべてのターゲット

すべてのデプロイ ターゲットに対して以下のファイルが生成されます。

ファイル説明
buildresult.json

パッケージに含まれる Runtime 依存関係に関する情報を含む JSON ファイル。情報は、compiler.build.Results オブジェクトの RuntimeDependencies プロパティに対応します。 (R2025a 以降)

GettingStarted.html

パッケージ化情報と次のステップが含まれる HTML ファイル。

includedSupportPackages.txt

パッケージに含まれているすべてのサポート ファイルがリストされます。

mccExcludedFiles.log

パッケージに含まれていないすべてのツールボックス関数のリストが含まれるログ ファイル。データ ファイルの除外の詳細については、%#exclude を参照してください。

PackagingLog.html

使用された mcc コマンドと、パッケージ化プロセスからの出力に関する情報が含まれている HTML ファイル。

readme.txt

デプロイの前提条件に関する情報と、デプロイ用にパッケージ化するファイルのリストが含まれています。

requiredMCRProducts.txt

パッケージを実行するために必要な製品の製品 ID が含まれています。製品 ID の詳細については、matlab.codetools.requiredFilesAndProducts を参照してください。このファイルは将来のリリースで削除される予定です。

unresolvedSymbols.txt

パッケージ化の際に見つからない依存関係がリストされます。このファイルが空でない場合、必要な依存関係を特定し、それらを検索パスに配置してから再コンパイルする必要があります。

Excel アドイン

ファイル説明
_install.bat

生成された dll ファイルを登録するファイル。

filename.bas

VBA プロジェクトにインポートできる VBA モジュール ファイル。

filename.xla

Excel® に直接追加できる Excel アドイン。.bas ファイルと .xla ファイルの両方は必要なく、いずれか 1 つで十分です。

filename_2_0.dll

生成された dllmwregsvr.exe または regsvr32.exe を使用して登録する必要があります。

スタンドアロン アプリケーション

ファイル説明
filename.exe (Windows®) または filename (Linux® または Mac)

アプリケーションを含むスタンドアロン実行可能ファイル。

run_filename.sh (Linux および Mac のみ)

ライブラリ パスを設定し、アプリケーションを実行するシェル スクリプト ファイル。このファイルは Linux システムおよび Mac システムでのみ生成されます。

splash.png

スプラッシュ スクリーン イメージとして使用されるファイル。実行可能ファイルを起動すると、実行可能ファイルが配置された、同一のフォルダーからファイルが読み取られ、スプラッシュ スクリーンが表示されます。

Web アプリ

ファイル説明
filename.ctf

Web アプリが含まれるデプロイ可能なアーカイブ ファイル。

参考

|

トピック