Main Content

このページは前リリースの情報です。該当の英語のページはこのリリースで削除されています。

遅延のある選択されたサンプルの誤りの計算

Error Rate Calculationブロックを使用して、遅延のある受信フレームで選択されたサンプルの誤りを計算します。

モデルの検証

このモデルには 2 つの誤り計算パスが含まれます。上の誤り計算パスでは、Error Rate Calculation ブロックによってデータの各フル フレームについて誤りが計算されます。下の誤り計算パスでは、"Error Rate Calculation" ブロックによってデータの各フレームの最初の 3 つのサンプルについて誤りが計算されます。誤り計算に含めるフレームのサンプルは "Sel" 入力端子で指定されます。受信したサンプルに遅延がある場合、Sel 端子への入力で考慮しなければなりません。

  • Tx フレームには整数のシーケンス [1 2 3 4 5 6 7 8 9 10] が含まれます。

  • Rx フレームには整数のシーケンス [1 3 2 4 5 6 7 8 9 10] が含まれます。

Rx フレームは、2 つのサンプルを入れ替えることによって 2 つのサンプルに誤りを生じさせます。Delay ブロックは受信データに指定された遅延を追加します。

モデルの実行

遅延を 0 に設定してモデルを実行します。

With delay = 0
            Sample error rate | # errors | # samples
Full frame:       0.200       |     20   |   100
 Sub frame:       0.667       |     20   |    30

遅延を 2 に設定してモデルを実行します。受信したサンプルの遅延が Sel 端子への入力に含められます。フル フレームの誤りの計算では、受信遅延の設定によって 2 つのサンプルがスキップされます。

With delay = 2
            Sample error rate | # errors | # samples
Full frame:       0.204       |     20   |    98
 Sub frame:       0.667       |     20   |    30