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tdmsread

TDMS ファイルからのデータの読み取り

R2022a 以降

説明

data = tdmsread(tdmsfile) は、指定した TDMS ファイルからデータを取得し、table の cell 配列を返します。cell 配列の各要素は、チャネル グループに対応する table です。

data = tdmsread(tdmsfile,Name=Value) は、名前と値のペアを使用して、読み取りデータのフィルター処理と出力形式の指定を行います。

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指定した TDMS ファイルからデータを読み取ります。どのチャネルを読み取り、どの形式で結果を出力するかを指定できます。

TDMS ファイルからすべてのデータを table に読み取ります。

data = tdmsread("airlinesmall.tdms");

TDMS ファイル内の変数のサブセットを、timetable として MATLAB® に読み取ります。TDMS ファイル内の変数 ArrTime を、出力 timetable の時間ベクトルとして使用します。

data = tdmsread("airlinesmall.tdms", ...
           ChannelGroupName = "Airline", ...
           ChannelNames = ["ArrTime" "FlightNum" "ArrDelay"], ...
           RowTimes = "ArrTime");

開始時刻とステップ期間を指定して、チャネル データを timetable に読み取ります。

data = tdmsread("airlinesmall.tdms", ...
           ChannelGroupName = "Airline", ...
           ChannelNames = ["ArrTime" "FlightNum" "ArrDelay"], ...
           TimeStep = seconds(0.01), StartTime = seconds(30));

入力引数

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TDMS ファイル名。string として指定します。

ローカル ファイルの場合、ファイルの名前と拡張子を含む絶対パスまたは相対パスを使用します。MATLAB パス上のファイルを指定することもできます。

インターネット上のファイルの場合は URL を指定します。たとえば、Amazon S3™ クラウドからリモート ファイルを読み取るには次のようにします。

data = tdmsread("s3://bucketname/path_to_file/data.tdms");

例: "airlinesmall.tdms"

データ型: char | string

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

例: ChannelGroupName="Torque",ChannelNames="Torque1"

次の名前と値のペアがサポートされています。

読み取るチャネルが含まれているチャネル グループ。string または文字ベクトルとして指定します。

例: "Torque"

データ型: string | char

読み取るチャネルの名前。string、string 配列、文字ベクトル、または文字ベクトルの cell 配列として指定します。チャネルは、ChannelGroupName で指定されたチャネル グループに含まれていなければなりません。

例: ["Torque1" "Torque2"]

データ型: char | string | cell

table の行に関連付けられた時間。選択したチャネル名、datetime ベクトル、または duration ベクトルとして指定します。このオプションを指定すると、この関数は timetable の cell 配列を出力します。各時間要素は、出力 timetable 内の行にラベルを付けます。

例: duration(seconds([1:1000]/1000))

データ型: datetime | duration | string

出力 timetable の開始時刻。timetable の最初のデータ レコードの時刻を表すスカラーの datetime または duration として指定します。

例: StartTime=seconds(60)

データ型: datetime | duration

出力 timetable のサンプル レート。1 秒あたりのサンプル数を表す double 型の正のスカラーとして指定します。

例: SampleRate=1000

データ型: double

出力 timetable のタイム ステップ。データ レコード間の時間範囲を表すスカラーの duration または calendarDuration として指定します。

例: TimeStep=seconds(0.01)

データ型: duration | calendarDuration

出力引数

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出力データ。TDMS ファイルから取得したデータ レコードが格納された table または timetable の cell 配列として返されます。cell 配列の各要素は、チャネル グループの table または timetable です。cell 配列のインデックスは、チャネル グループ番号に対応します。

最初のサンプルの開始時刻が 0 で、サンプル時刻が開始時刻からの相対 (期間) となっている場合、ローカル タイム ゾーンにおいて 1904 年 1 月 1 日 00:00:00.00 UTC と等価なエポックからの秒数に基づき、サンプル時刻が timetable に返されます (グレゴリオ暦が使用され、うるう秒は無視されます)。詳細については、TDMS File Format Internal Structure を参照してください。

制限

  • TDMS 関数は、Windows® プラットフォームでのみサポートされます。

バージョン履歴

R2022a で導入

参考

関数