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info

ベースバンド ファイル ライターに関する特性情報

説明

S = info(bbw) は、指定されたベースバンド ファイル ライターに関する特性情報を含む構造体を返します。

メモ

すべてのフィールドはオブジェクトが実行されてロックされた後に決定され、表示可能になります。オブジェクトのロックが解除された場合、有効かつ表示可能なフィールドは FilenameNumSamplesWritten のみになります。

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1 kHz のサンプル レートと 0 Hz の中心周波数を指定するベースバンド ファイル ライター オブジェクトを作成します。

bbw = comm.BasebandFileWriter('baseband_data.bb',1000,0);

今日の日付を Metadata 構造体に保存します。

bbw.Metadata = struct('Date',date);

QPSK 変調されたデータのチャネルを 2 つ作成します。

d = randi([0 3],1000,2);
x = pskmod(d,4,pi/4,'gray');

ベースバンド データをファイル baseband_data.bb に書き込みます。

bbw(x)

ベースバンド ファイル ライターに関する情報を表示します。次に、オブジェクトを解放します。

info(bbw)
ans = struct with fields:
             Filename: '/tmp/Bdoc23b_2355056_330069/tp82235a07/comm-ex66490302/baseband_data.bb'
      SamplesPerFrame: 1000
          NumChannels: 2
             DataType: 'double'
    NumSamplesWritten: 1000

release(bbw)

baseband file reader オブジェクトを作成して、保存したデータを読み取ります。ファイルからのメタデータを表示します。

bbr = comm.BasebandFileReader('baseband_data.bb', ...
    'SamplesPerFrame',100);
bbr.Metadata
ans = struct with fields:
    Date: '15-Aug-2023'

ファイルからデータを読み取ります。

z = [];

while ~isDone(bbr)
    y = bbr();
    z = cat(1,z,y);
end

ベースバンド ファイル リーダーに関する情報を表示します。次に、オブジェクトを解放します。

info(bbr)
ans = struct with fields:
    NumSamplesInData: 1000
            DataType: 'double'
      NumSamplesRead: 1000

release(bbr)

元の変調されたデータ x が、ファイル baseband_data.bb から読み取ったデータ z と一致することを確認します。

isequal(x,z)
ans = logical
   1

入力引数

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ベースバンド ファイル ライター。comm.BasebandFileWriter System object として指定します。

出力引数

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ベースバンド ファイル ライターに関する特性情報。次のフィールドを含む構造体として返されます。

書き込むベースバンド ファイルの名前。文字ベクトルとして返されます。ファイル名は絶対パスを示します。

データ型: char

各フレームのサンプル数。正の整数として返されます。

依存関係

このフィールドを有効にするには、最初にベースバンド ファイル ライター オブジェクトを実行しなければなりません。

データ型: double

ファイルに書き込まれるベースバンド信号のチャネル数。正の整数として返されます。

依存関係

このフィールドを有効にするには、最初にベースバンド ファイル ライター オブジェクトを実行しなければなりません。

データ型: double

ファイルに書き込まれるベースバンド信号のデータ型。'double''single''uint8''uint16''uint32''uint64''int8''int16''int32'、または 'int64' として返されます。

依存関係

このフィールドを有効にするには、最初にベースバンド ファイル ライター オブジェクトを実行しなければなりません。

ファイルに書き込まれるベースバンド データ サンプルの合計数。正の整数として返されます。このフィールドは、入力ベースバンド ファイル ライター オブジェクトによって処理された合計サンプル数とそのオブジェクトの NumSamplesWritten プロパティのうち、小さい方を返します。

データ型: double

バージョン履歴

R2016b で導入