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polyspace.Options クラス

名前空間: polyspace

手書きコードの Polyspace 解析を実行するためのオブジェクトの作成

説明

Polyspace® オプションを指定するオブジェクトを作成します。MATLAB® で Polyspace 解析を実行する際に、このオプション オブジェクトを使用して構成を指定します。ソース ファイルを指定して解析オプションをカスタマイズするには、このオブジェクトのプロパティを変更します。

polyspace.Options オブジェクトは手書きコードに適用されます。モデル生成コードを (Polyspace デスクトップ製品を使用して) 解析するには、代わりに polyspace.ModelLinkOptions を使用します。

メモ

MATLAB から Polyspace を実行する前に、Polyspace インストールと MATLAB インストールをリンクしなければなりません。MATLAB や Simulink との Polyspace の統合またはPolyspace Server 製品と MATLAB との統合を参照してください。

構築

opts = polyspace.Options では、プロパティが Polyspace 解析を実行するためのオプションに対応しているオブジェクトが作成されます。

proj = polyspace.Projectpolyspace.Project オブジェクトを作成します。オブジェクトには polyspace.Options オブジェクトであるプロパティ Configuration があります。

opts = polyspace.Options(lang) では、言語 lang に適用できるオプションを含む Polyspace オプション オブジェクトが作成されます。

opts = polyspace.loadProject(projectFile) により、既存の Polyspace プロジェクト projectFile から Polyspace オプション オブジェクトが作成されます。Polyspace ユーザー インターフェイスでプロジェクトのオプションを設定し、解析をプログラムで実行するために、そのプロジェクトからオプション オブジェクトが作成されます。

入力引数

すべて展開する

解析の言語を、'C-CPP', 'C' または 'CPP' で指定します。この引数により、オブジェクトのプロパティが決まります。

データ型: char

拡張子 .psprj をもつ Polyspace プロジェクト ファイル名を文字ベクトルとして指定します。

ファイルが現在のフォルダーに存在しない場合、projectFile は絶対パスまたは相対パスを含んでいなければなりません。現在のフォルダーを特定するには、pwd を使用します。現在のフォルダーを変更するには、cd を使用します。

メモ

polyspace-configure を使用するビルド コマンドで作成されたプロジェクト ファイルで loadProject メソッドは使用できません。

例: 'C:\projects\myProject.psprj'

プロパティ

オブジェクトのプロパティは Polyspace プロジェクトの解析オプションに対応します。このプロパティは、Polyspace インターフェイスと同じカテゴリで編成されます。プロパティ名は DOS/UNIX コマンド ライン名の短縮バージョンです。構文の詳細は、polyspace.Project.Configuration のプロパティ を参照してください。

メソッド

copyToPolyspace オプション オブジェクト間での共通設定のコピー
generateProjectオプション オブジェクトから psprj プロジェクトを生成
toScriptスクリプトへの Polyspace オプション オブジェクト定義の追加

すべて折りたたむ

Polyspace 解析オプション オブジェクトを作成して、プロパティをカスタマイズします。その後、解析を実行します。

オブジェクトを作成し、プロパティをカスタマイズします。現在のフォルダーへの書き込みアクセス権がない場合、解析結果の保存に一時フォルダーが使用されます。

sources = fullfile(polyspaceroot, 'polyspace','examples','cxx','Bug_Finder_Example','sources','numerical.c');
opts = polyspace.Options();
opts.Prog = 'MyProject';
opts.Sources = {sources};
opts.TargetCompiler.Compiler = 'gnu4.7';
opts.ResultsDir = tempname;

Bug Finder 解析を実行します。Code Prover 解析を実行する場合は、polyspaceBugFinder の代わりに polyspaceCodeProver を使用します。

results = polyspaceBugFinder(opts);

Polyspace Server 製品では、関数 polyspaceBugFinderServer または polyspaceCodeProverServer を使用できます。

デスクトップ製品の Polyspace ユーザー インターフェイスで結果を開きます。

polyspaceBugFinder('-results-dir',opts.ResultsDir);

Polyspace 解析オプション オブジェクトを作成して、プロパティをカスタマイズします。その後、Bug Finder 解析を実行します。

オブジェクトを作成し、プロパティをカスタマイズします。

sources=fullfile(polyspaceroot,'polyspace','examples','cxx','Bug_Finder_Example','sources','numerical.c');
opts = polyspace.Options();
opts.Prog = 'MyProject';
opts.Sources = {sources};
opts.TargetCompiler.Compiler = 'gnu4.7';
opts.ResultsDir = tempname;

Polyspace プロジェクトを生成し、Prog プロパティを使用して名前を付け、Polyspace インターフェイスでそのプロジェクトを開きます。

psprj = opts.generateProject(opts.Prog);
polyspaceBugFinder(psprj);

コマンド ラインでプロジェクトを解析することもできます。解析を実行し、Polyspace インターフェイスで結果を開きます。

results = polyspaceBugFinder(psprj, '-nodesktop');
polyspaceBugFinder('-results-dir',opts.ResultsDir);

代替方法

モデル生成コードを解析している場合は、代わりに polyspace.ModelLinkOptions を使用します。

バージョン履歴

R2017a で導入