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Simulink での Code Prover 解析
Polyspace® は、Simulink モデル内の潜在的なバグ、ランタイム エラー、およびコーディング規約違反を特定するために使用します。Polyspace は検証と妥当性確認処理の 2 つのステップで使用します。
コード生成前に、モデルのカスタム コードによって生じる可能性がある問題を検出して対処する。カスタム コードは、C function ブロック、C caller ブロック、および S function ブロックに含まれます。Simulink モデル内のカスタム コードに対する Polyspace 解析の実行を参照してください。
コード生成後に、モデルで見つかるコード特有の問題に関して生成されたコードを分析する。これには、モデルでテストされていない部分や誤ったコード生成オプションによるエラーなどがあります。Embedded Coder によって生成されたコードに対する Polyspace 解析の実行を参照してください。
Polyspace と MATLAB® を統合した後、Polyspace 解析を Simulink ツールストリップから直接実行するか、または MATLAB スクリプトを使用して Polyspace 解析を自動化することができます。MATLAB や Simulink との Polyspace の統合およびMATLAB スクリプトを使用した Polyspace 解析の実行を参照してください。あるいは、システム コマンド ラインで Simulink モデルからオプション ファイルを生成して、生成されたコードに対してそのオプション ファイルを使用して Polyspace 解析を実行します。パッケージ化オプション ファイルを使用した、生成コードに対する Polyspace 解析の実行を参照してください。
関数
polyspacesetup | Polyspace インストールと Simulink の統合 |
pslinkrunCrossRelease | R2020b 以降のバージョンの Embedded Coder で生成された C/C++ コードを、Simulink バージョンよりも新しい、異なるバージョンの Polyspace を使用して解析する (R2021a 以降) |
pslinkoptions | Simulink モデル、生成されたコード、または S-Function ブロックのコンフィギュレーションをカスタマイズするためのオプション オブジェクトを作成します。このオブジェクトを使用して、MATLAB コマンド ラインから実行する Polyspace でこれらの Simulink オブジェクトのコンフィギュレーション オプションを指定します。 |
pslinkrun | モデル、システムまたは S-Function での Polyspace 解析の実行 |
pslinkfun | コマンド ラインでのモデル解析の管理 |
polyspacePackNGo | Simulink モデルから生成されたコードに対して Polyspace 解析を実行するためにオプション ファイルを生成してパッケージ化します。 (R2020b 以降) |
クラス
polyspace.ModelLinkOptions | 生成されたコードに対して Polyspace 解析を実行するためのプロジェクト構成オブジェクトの作成 |
プロパティ
pslinkoptions のプロパティ | pslinkoptions オブジェクトのプロパティ |
polyspace.ModelLinkOptions のプロパティ | オプション オブジェクト プロパティによる生成されたコードの Polyspace 解析のカスタマイズ |
モデル設定
トピック
設定
- MATLAB や Simulink との Polyspace の統合
Polyspace と MATLAB および Simulink を統合して、モデルやコード内の、潜在的なバグ、ランタイム エラー、およびコーディング規約違反を特定します。 - MATLAB および Simulink のさまざまなリリースについての Polyspace でのサポート
ご使用の MATLAB または Simulink のリリースが Polyspace でサポートされているかどうかをご確認ください。 - Fix Issues When Integrating Polyspace with MATLAB and Simulink
Troubleshoot why Polyspace fails to integrate with MATLAB and Simulink.
生成されたコードの解析
- Embedded Coder によって生成されたコードに対する Polyspace 解析の実行
Embedded Coder® によって生成されたコードのバグ、ランタイム エラー、またはコーディング ルール違反をチェックする。
- Simulink ブロックに注釈を付けて Polyspace の結果に対処
Simulink モデルにあるブロックに直接注釈を付けることによって、Polyspace の結果を正当化します。 - 以前のリリースの Simulink を使用して生成されたコードに対する Polyspace の実行
以前のリリースの Simulink を使用して生成された C/C++ コードを、新しいリリースの Polyspace で解析します。 - TargetLink によって生成されたコードに対する Polyspace 解析の実行
Simulink モデルから生成されたコードのバグ、ランタイム エラー、またはコーディング ルール違反をチェックする。 - パッケージ化オプション ファイルを使用した、生成コードに対する Polyspace 解析の実行
Simulink モデルから Polyspace オプション ファイルを生成し、これらのオプション ファイルを使用して Polyspace によって生成されたコードを解析します。 - 分散ワークフローでスタンドアロン コードとして生成されたコードの解析 (Simulink)
分散ワークフローにおけるパッケージ化されたオプション ファイルを使用したスタンドアロン生成コードの Polyspace 解析を示すチュートリアル。
カスタム コードの解析
- Simulink モデル内のカスタム コードに対する Polyspace 解析の実行
手書きの C/C++ コードを解析して、ランタイム エラーにつながる可能性がある問題、またはシミュレーションでのバグにつながる可能性がある問題を検出する。 - S-Function コードに対する Polyspace 解析の実行
Simulink からの S-Function コードの Polyspace 解析を示すチュートリアル。 - C Caller ブロックおよび Stateflow チャート内のカスタム コードに対する Polyspace 解析の実行
Simulink モデルのカスタム コードに対する Polyspace 解析を説明するチュートリアル。 - C Function ブロック内のカスタム コードに対する Polyspace 解析の実行
Simulink における C Function ブロック内のカスタム コードに対する Polyspace 解析を説明するチュートリアル。
詳細構成
- Polyspace 解析で推奨されるモデル コンフィギュレーション パラメーター
コード生成前に推奨されるパラメーターを設定して、Polyspace の結果を改善する。 - Simulink での Polyspace オプションの設定
コード メトリクスの計算やコンパイラのオプションなどの詳細な Polyspace 解析オプションを設定する。 - Reduce Polyspace Analysis Time by Ignoring Specific Referenced Models
Ignore specific model in the reference hierarchy to decrease the time required for a Polyspace analysis.
生成されたコードの解析方法
- 生成されたコードの Polyspace 解析の動作
Polyspace では、生成されたコードから関数名を抽出し、解析用のmain
関数を作成します。 - Embedded Coder で生成されたコードに対する既定の Polyspace オプション
マクロの定義やインクルード フォルダーへのパスといった一部の Polyspace オプションは既定で設定されています。
- TargetLink で生成されたコードに対する既定の Polyspace オプション
マクロの定義やインクルード フォルダーへのパスといった一部の Polyspace オプションは既定で設定されています。