未使用のパラメーター
関数プロトタイプに、関数本体で読み取りも書き込みもされないパラメーターがある
説明
この欠陥は、関数パラメーターが関数本体で読み取りも書き込みもされない場合に発生します。チェッカーは、本体が空の関数内の未使用パラメーターにはフラグを設定しません。
リスク
未使用のパラメーターがあるということは、コードが不完全である可能性を示しています。パラメーターは、コーディングし忘れた操作用に想定されていた可能性があります。
コピーされたオブジェクトが大きいと、冗長なコピーによりパフォーマンスが低下する可能性がある。
修正方法
そのパラメーターは使用が意図されたものかどうかを判断します。意図されていない場合は、関数本体で使用されないパラメーターを削除します。
未使用のパラメーターを意図的に設けることもあります。たとえば、後で関数を機能拡張する際の使用が想定されたパラメーターを設けます。後日の使用が想定されている旨のコード コメントを追加してください。そのコード コメントは、作成者やコード レビュー担当者にとって、関数に未使用のパラメーターがある理由を理解するのに役立ちます。
あるいは、関数本体に (void)var; などのステートメントを追加します。var は未使用のパラメーターです。このステートメントへと拡張されたマクロを定義して、そのマクロを関数本体に追加することができます。
例
結果情報
| グループ: 適切な手法 |
| 言語: C | C++ |
| 既定値: オフ |
コマンド ライン構文: UNUSED_PARAMETER |
| 影響度: Low |
バージョン履歴
R2015b で導入