暗号化、復号化または署名操作用のデータが見つかりません
公開鍵暗号化操作用に指定されたデータが NULL であるか、データの長さがゼロである
説明
この欠陥は、暗号化、復号化、署名、または認証操作用に指定されたデータが NULL であるか、データの長さがゼロである場合に発生します。
たとえば、次の復号化操作で意図せずに in に NULL 値を与えたり、in_len にゼロ値を与えるとします。
ret = EVP_PKEY_decrypt(ctx, out, &out_len, in, in_len);
md または sig に NULL 値を与えたり、md_len または sig_len にゼロ値を与えるとします。ret = EVP_PKEY_verify(ctx, md, mdlen, sig, siglen);
リスク
NULL データまたはゼロの長さでは操作が発生しません。冗長な操作は多くの場合、コーディング エラーを示します。
修正方法
暗号化、復号化、または署名操作の配置をチェックします。操作の発生を意図している場合、与えられるデータが非 NULL であることを確認します。データの長さを非ゼロ値に設定します。
例
結果情報
| グループ: 暗号化 |
| 言語: C | C++ |
| 既定値: オフ |
コマンド ライン構文: CRYPTO_PKEY_NO_DATA |
| 影響度: Medium |
バージョン履歴
R2018a で導入