ファイルがコンパイルされません
説明
この欠陥は、コンパイル エラーが原因で Polyspace がファイルを解析できない場合に発生します。この欠陥はファイルの先頭行の 1 列目に記載されます。この欠陥は、ファイルに 1 つ以上のコンパイル エラーがあることを示します。
実際のコンパイル エラーを見つけるには、解析ログを確認します。調査方法の詳細については、以下を参照してください。
Polyspace® Bug Finder™ または Polyspace Bug Finder Server™ の場合はPolyspace 解析が停止したときのエラー情報の表示を参照。
Polyspace as You Code の場合は IDE で解析の進行状況を確認する方法を参照。Visual Studio (Polyspace Access)、Visual Studio Code (Polyspace Access)、または Eclipse (Polyspace Access) での手順を参照します。
このチェッカーを使用すると、総合解析でファイルにコンパイルの問題があるかどうか (Polyspace Bug Finder または Polyspace Bug Finder Server の場合) や、現在解析中のファイルがまだコンパイルされていないかどうか (Polyspace as You Code の場合) をひと目で確認できます。このチェッカーを使用することで、毎回解析ログを開いてコンパイル エラーの有無を調べる手間が省かれます。解析結果からファイルがコンパイルされなかったかどうかを判別できます。
リスク
通常、コンパイラはこの欠陥チェッカーが検出しない問題も検出することができます。
コンパイラでのファイルのコンパイルが成功しても、Polyspace 解析自体でのコンパイル段階で失敗する場合、これは、解析の構成でコンパイラが正確にエミュレートされていないことを意味します。たとえば、標準ライブラリ関数が未定義と見なされることから解析が失敗した場合、コンパイラ ヘッダーが格納されているフォルダーを明示的に指定し、polyspace-configure コマンドを使用してパスを抽出しなければ、構成を改善できない場合があります。
修正方法
解析ログ ファイルですべてのコンパイル エラーを識別して修正します。
例
結果情報
| グループ: 適切な手法 |
| 言語: C | C++ |
| 既定値: Polyspace Bug Finder では無効、Polyspace as You Code では有効 |
コマンド ライン構文: FILE_DOES_NOT_COMPILE |
| 影響度: Low |