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Polyspace 解析が停止したときのエラー情報の表示

Polyspace® 解析が完了できなかった場合は、画面上のユーザー インターフェイスまたはコマンド ライン ターミナルでエラー情報を確認できます。あるいは、解析時に生成されるログ ファイルでエラー情報を確認することもできます。このエラー情報に基づいて、ソース コードを修正したり、欠落しているファイルを追加したり、エラーを無視するように解析オプションを変更したりできます。

ユーザー インターフェイスでのエラー情報の表示

  1. エラーを [出力の概要] タブで確認します。

    このタブのメッセージは、次のアイコン付きで表示されます。

    アイコン意味

    解析を妨げるエラー。

    たとえば、解析で変数の宣言や定義が見つからないため変数の型を特定できない場合などです。

    それ自体が解析を妨げることはないが、妨げとなるエラーに関連する可能性がある問題に関する警告。

    たとえば、コードで #include されたインクルード ファイルが解析で見つからない場合などです。この問題自体が解析を妨げることはありませんが、ソース コードで使用する変数の定義がそのインクルード ファイルに含まれていると、後でエラーが発生する可能性があります。

    解析に関する追加情報。

  2. 各エラーを診断して修正するために、以下を行うことができます。

    • エラーの詳細を表示するには、エラー メッセージを選択します。[出力の概要] タブの [詳細] ウィンドウに詳細が表示されます。

    • ソース コードをエラーを含む行で開くには、メッセージをダブルクリックします。

ヒント

エラー メッセージを特定の用語で検索するには、[検索] ペインで検索する用語を入力します。このペインのドロップダウン リストから、[出力の概要] または [実行ログ] を選択します。[検索] ペインが既定では開いていない場合、[ウィンドウ][ビューの表示/非表示][検索] を選択します。

Polyspace Access Web インターフェイスまたは Polyspace Platform ユーザー インターフェイスを使用している場合は、[実行ログ] で解析からのエラー メッセージを確認できます。これは、利用できるのが結果ファイルのみで [出力の概要] にはアクセスできない場合、または結果が出力されることが予期されているのに [結果のリスト] が空の場合に役立つことがあります。[実行ログ] には、各解析フェーズの期間に関する統計情報も表示されます。

[実行ログ] を開くには、[レビュー] パースペクティブで結果を開き、[ウィンドウ][実行ログ] を選択します。

ログ ファイルのエラー情報の表示

ログ ファイルでエラーを直接確認することができます。ログ ファイルは結果フォルダーにあります。ログ ファイルを開くには、次の手順に従います。

  1. [プロジェクト ブラウザー] ペインで、結果フォルダー名を右クリックします。コンテキスト メニューから [ファイル マネージャーでフォルダーを開く] を選択します。

  2. ログ ファイル Polyspace_R20##n_ProjectName_date-time.log を開きます

  3. エラーを表示するには、ログ ファイルを最後から始めて逆方向にスクロールします。

    次の例は、サンプルのログ ファイル情報を示しています。このエラーは、コードで使用されている変数 var が先に定義されていなかったために発生しました。

    C:\missing_include.c, line 4: error: identifier "var" is undefined
    |    var = func();
    |    ^
    
    1 error detected in the compilation of "missing_include.c".
    C:\missing_include.c: warning: Failed compilation.
    Global compilation phase...

参考

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