子プロセスに対するファイル記述子の公開
複数のプロセスで使用されるコピーされたファイル記述子
説明
この欠陥は、プロセスがフォークされ、子プロセスで親プロセスから継承されたファイル記述子が使用された場合に発生します。
リスク
子プロセスをフォークする場合、ファイル記述子は親プロセスからコピーされます。つまり、同じファイルに同時操作を行うことができます。親プロセスと子プロセスで同じファイル記述子を使用すると、標準のデバッグでは把握できない競合状態につながる可能性があります。ファイル記述子のアクセス許可と権限を適切に管理しない場合、ファイルの内容は子プロセスを標的とした攻撃に対して脆弱となります。
修正方法
プロセスをフォークする前に、ファイルが変更されていないことをチェックします。継承されたファイル記述子をすべて閉じ、読み取り専用アクセス許可など、より厳格なアクセス許可と権限を使用してファイル記述子を再度開きます。
例
結果情報
| グループ: セキュリティ |
| 言語: C | C++ |
| 既定値: オフ |
コマンド ライン構文: FILE_EXPOSURE_TO_CHILD
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| 影響度: Medium |
バージョン履歴
R2017b で導入