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オプション: AUTOSAR ソフトウェア コンポーネント コードの生成 (Embedded Coder が必要)
Simulink® Coder™ ソフトウェアおよび Embedded Coder® ソフトウェアにアクセスできる場合は、AUTOSAR モデルをビルドできます。AUTOSAR モデルをビルドすると、コード ジェネレーターは AUTOSAR 規格と ARXML 記述に準拠した C コードを出力します。
まだ、構成済みバージョンのモデル
my_autosar_swc
を開いていない場合は開きます。Ctrl+B を押してコード生成を開始します。コード ジェネレーターは C コードと ARXML ファイルを出力します。生成されたコードは AUTOSAR 規格に準拠しているため、そのコードを AUTOSAR ランタイム環境でスケジュールできます。
コード ジェネレーターによって、コード生成レポートも出力され表示されます。
コード生成レポートで、生成されたコードをレビューします。現在の MATLAB® フォルダーで、
my_autosar_swc_autosar_rtw
フォルダーにはこの表にリストされている主要なファイルが含まれています。生成コード ファイル
Files 説明 my_autosar_swc.c
モデルのアルゴリズムを実装するコードのエントリ ポイントが含まれます。このファイルには、レート スケジューリング コードが含まれています。 my_autosar_swc.h
モデル エントリ ポイントとデータ構造にモデル データ構造体とパブリック インターフェイスを宣言します。 my_autosar_swc_component.arxml
my_autosar_swc_datatype.arxml
my_autosar_swc_implementation.arxml
my_autosar_swc_interface.arxml
AUTOSAR ソフトウェア コンポーネント、ポート、インターフェイス、データ型、パッケージを表す要素およびオブジェクトが含まれます。ARXML ファイルを AUTOSAR ランタイム環境に統合します。AUTOSAR ARXML インポーター ツールを使用して、ARXML ファイルを Simulink 環境にインポートできます。 既定では、AUTOSAR Blockset コード生成では、生成コード内で AUTOSAR プラットフォーム型を使用し、
Platform_Types.h
でプラットフォーム型を定義します。レガシ実装のサポートに必要な場合は、[データ型置換] コンフィギュレーション パラメーターを使用して、コード ジェネレーターが Simulink データ型ヘッダー ファイルrtwtypes.h
を作成し、それを生成コード内で使用してコーダーの型定義に関して AUTOSAR プラットフォーム型を記述するように指定できます。 (R2023b 以降)R2023b より前: AUTOSAR Blockset コード生成ではサポート ファイル
rtwtypes.h
が作成され、そのファイルを必要としていました。コード インターフェイス レポートを開いてレビューします。この情報は ARXML ファイルに取得されます。ランタイム環境ジェネレーターは ARXML 記述を使用してコードを AUTOSAR ランタイム環境に連動します。
エントリポイント関数:
初期化エントリポイント関数 —
void my_autosar_swc_Init(void)
。開始時にこの関数を一度呼び出します。出力および更新エントリポイント関数 —
void my_autosar_swc_Step(void)
。この関数を、モデルの最速レートで定期的に呼び出します。このモデルでは、関数を毎秒呼び出します。リアルタイムの実行を実現するには、この関数をタイマーに接続します。出力および更新エントリポイント関数 —
void my_autosar_swc_Step1(void)
。この関数を、モデルの 2 番目に速いレートで定期的に呼び出します。このモデルでは、関数を 2 秒ごとに呼び出します。リアルタイムの実行を実現するには、この関数をタイマーに接続します。
エントリポイント関数は、コード マッピング エディターの [関数] タブでもアクセスできます。生成されたこれらの関数は、外部コードまたは変更する生成された main 関数のバージョンから呼び出すことができます。必要に応じて、関数の名前を変更できます。レートベース モデルの基本レート ステップ関数、およびエクスポート関数モデルのステップ関数の場合は、関数名と引数をカスタマイズできます。
入力端子:
Block In1_1s — 要求側ポート、インターフェイス: 1 次元の real-T タイプの送信側 - 受信側
Block In2_2s — 要求側ポート、インターフェイス: 1 次元の real-T タイプの送信側 - 受信側
出力端子:
Block Out1 — 提供側ポート、インターフェイス: 1 次元の real-T タイプの送信側 - 受信側
Block Out2 — 提供側ポート、インターフェイス: 1 次元の real-T タイプの送信側 - 受信側
行った構成変更が生成されたコードに表示されるか、コード パースペクティブの [コード] パネルを使用して確認します。[コード] パネルを開くには、[AUTOSAR] タブで [コードの表示] をクリックします。[コード] パネルがモデルの右側で開きます。[検索] フィールドに AUTOSAR ソフトウェア コンポーネントのポート
In1_1s
の新しい名前In1_1s_SS1
を入力します。その後、矢印ボタンをクリックして ARXML ファイルmy_autosar_swc_component.arxml
にあるその名前のインスタンスに進みます。AUTOSAR ソフトウェア コンポーネントのポート向けに変更した通信属性の設定が正しく表示されることを確認します。コード パースペクティブの [コード] パネルを使用して、生成されたコードの他の面について調べます。たとえば、ファイル
my_autosar_swc.c
を選択して、検索フィールドでクリックすると、エントリポイント関数を含むコード要素へのリンクのリストが表示されます。このリンクを使用して、生成された C コードのキー エリアにすばやく移動できます。