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マルチインスタンス ソフトウェア コンポーネント用の生成コードの統合

マルチインスタンス ソフトウェア コンポーネントを含むモデルの場合、生成コードの内部データの既定のパッケージ化を、C 型のインスタンスごとのメモリ (PIM) または AUTOSAR 型の PIM として構成できます。

C 型の PIM を使用する多重インスタンス化用に構成された AUTOSAR ソフトウェア コンポーネント モデルをビルドすると、次のようになります。

  • 生成された ARXML で BlockIODWork などの内部データが C 型の PIM として記述されます。

  • 生成されたモデル ヘッダー ファイル model.h に PIM の型定義が格納されます。

C 型の PIM を使用する場合、生成された ARXML のファイルとコードを AUTOSAR ランタイム環境 (RTE) に統合する際、PIM の型定義は RTE ジェネレーターで自動的には生成されません。型定義をコンポーネント インスタンスで使用できるようにするには、生成されたモデル ヘッダー ファイルを RTE でインクルードする必要があります。

モデル ヘッダー ファイルをインクルードする方法は統合ツールによって異なります。以下に例を示します。

  • Vector ツールでは、ファイル Rte.h にオプションのユーザー型ファイル Rte_UserTypes.h が含まれています。Rte_UserTypes.h を更新して model.h をインクルードします。

  • ETAS® ツールでは、Rte_UserCfg.h がオプションのユーザー構成ファイルです。Rte_UserCfg.h を更新して model.h をインクルードします。

AUTOSAR 型の PIM を使用する場合、生成された ARXML のファイルとコードを AUTOSAR RTE に統合する際、RTE ジェネレーターで PIM の型定義が自動的に生成されます。追加のモデル ヘッダー ファイルを含める必要はありません。

参考

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