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geod2geoc

測地緯度を地心緯度に変換する

構文

geocentricLatitude = geod2geoc(geodeticLatitude,height)

[geocentricLatitude,radii] = geod2geoc(geodeticLatitude,height)

geocentricLatitude = geod2geoc(geodeticLatitude,height,model)

[geocentricLatitude,radii] = geod2geoc(geodeticLatitude,height,model)

geocentricLatitude = geod2geoc(geodeticLatitude,height,flattening,Re)

[geocentricLatitude,radii] = geod2geoc(geodeticLatitude,height,flattening,Re)

説明

WGS84楕円体惑星

geocentricLatitude = geod2geoc(geodeticLatitude,height) は、測地緯度の配列 geodeticLatitude と惑星楕円体上の高度の配列 height を地心緯度の配列 geocentricLatitude に変換します。

[geocentricLatitude,radii] = geod2geoc(geodeticLatitude,height) は、惑星の中心から重心の半径 radii の配列を返します。

特定の楕円体惑星

geocentricLatitude = geod2geoc(geodeticLatitude,height,model) は、特定の楕円体惑星の地心緯度に変換します。

[geocentricLatitude,radii] = geod2geoc(geodeticLatitude,height,model) は、惑星の中心から重心の半径 radii を返します。

カスタム楕円体惑星

geocentricLatitude = geod2geoc(geodeticLatitude,height,flattening,Re) は、平坦化 flattening と赤道半径equatorialRadius によって定義されるカスタム楕円体惑星の測地緯度から地心緯度に変換します。

[geocentricLatitude,radii] = geod2geoc(geodeticLatitude,height,flattening,Re) は、惑星の中心から重心の半径 radii を返します。

例

地心緯度と高度を使用して地心緯度と高度を決定する

この例では、測地緯度と楕円体高度が与えられた場合に地心緯度を決定する方法を示します。

[gc,r] = geod2geoc(45,1000)

gc = 
44.8076

r = 
6.3685e+06

WGS84楕円体モデルを指定して、複数の測地緯度と高度における地心緯度と半径を決定する

この例では、WGS84 楕円体モデルを指定して、複数の測地緯度と楕円体高度で地心緯度を決定する方法を示します。

[gc,r] = geod2geoc([0 45 90],[1000 0 2000],'WGS84')

gc = 1×3

         0   44.8076   90.0000

r = 1×3
106 ×

    6.3791    6.3675    6.3588

高度とカスタム楕円体モデルを指定して、複数の測地緯度における地心緯度と半径を決定する

この例では、カスタム楕円体モデルを指定する複数の測地緯度が与えられた場合に、複数の測地緯度で地心緯度を決定する方法を示します。

f = 1/196.877360;
Re = 3397000;
[gc,r] = geod2geoc([0 45 90],2000,f,Re)

gc = 1×3

         0   44.7084   90.0000

r = 1×3
106 ×

    3.3990    3.3904    3.3817

入力引数

geodeticLatitude — 測地緯度

配列

測地緯度。度単位の配列として指定されます。

データ型: double

height — 惑星の楕円体からの高さ

スカラー

惑星の楕円体からの高さ。メートル単位のスカラーとして指定します。

データ型: double

model — 特定の楕円体惑星モデル

'WGS84'

特定の楕円体惑星モデル。'WGS84' として指定されます。

データ型: double

flattening — 平坦化

スカラー

各極における平坦化をスカラーとして指定します。

データ型: double

Re — 赤道半径

スカラー

赤道半径（メートル単位のスカラーとして指定）。

データ型: double

出力引数

geocentricLatitude — 地心緯度

配列

地心緯度。度単位の配列として返されます。緯度の値は任意の値にすることができます。ただし、+90 および -90 の値は、極の特異性により予期しない値を返す可能性があります。

radii — 惑星の中心からの半径

配列

惑星の中心からの半径。メートル単位の配列として返されます。

制限

この関数は、±90 度の範囲にある地心緯度を生成します。

参照

[1] Stevens, Brian L., Frank L. Lewis, Aircraft Control and Simulation, Wiley–Interscience, 1992.

バージョン履歴

R2006b で導入

参考

ecef2lla | geoc2geod | lla2ecef | lla2eci | eci2lla