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OFDM サンプル レートと FFT サイズの構成
5G NR のダウンリンクとアップリンクの伝送では、直交周波数分割多重 (OFDM) 変調を使用します。関数 nrOFDMModulate と関数 nrOFDMDemodulate をそれぞれ呼び出すことで、OFDM 変調と OFDM 復調を実行できます。関数 nrOFDMInfo を呼び出して、変調に関する次元情報を取得することもできます。
これらの関数を使用すると、名前と値の入力引数 SampleRate および Nfft を使用して、OFDM サンプル レートと FFT サイズを指定できます。指定されたサンプル レートと FFT サイズに対応する定格サンプル レートが一致しない場合、OFDM 関数は波形をリサンプリングします。内部リサンプリング フィルターの詳細については、Resampling Filter Design in OFDM Functionsを参照してください。OFDM サンプル レートと FFT サイズに指定した値が関数 nrOFDMInfo の出力にどのように影響するかについては、Get OFDM Information を参照してください。
SampleRate および Nfft の入力を指定しない場合、関数によってこれらの入力の既定値が設定されます。
さまざまな OFDM サンプル レートと FFT 構成オプション、およびそれらが帯域幅占有率に与える影響の詳細については、以下の例を参照してください。
既定の OFDM サンプル レートと既定の FFT サイズの使用の例では、既定値の帯域幅占有率をプロットします。
既定の OFDM サンプル レートとカスタムの FFT サイズの使用の例では、最大占有率が 90% になるように選択された FFT サイズで、既定のサンプル レートの帯域幅占有率をプロットします。
Use Custom OFDM Sample Rate and Default FFT Sizeの例では、帯域幅占有率が 75% のカスタム サンプル レートの FFT 占有率をプロットします。
Use Custom OFDM Sample Rate and Custom FFT Sizeの例では、帯域幅占有率が 90% のカスタム サンプル レートの FFT 占有率をプロットします。