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既定の OFDM サンプル レートと既定の FFT サイズの使用
この例では、OFDM 関数の呼び出し時に次の条件が当てはまる場合に、OFDM 関数 (nrOFDMModulate、nrOFDMInfo、およびnrOFDMDemodulate) によってサンプル レートの入力 SampleRate の既定値および高速フーリエ変換 (FFT) サイズの入力 Nfft の既定値がどのように設定されるかを示します。
入力
SampleRateの値を指定していない。または'SampleRate',[]を指定している。入力
Nfftの値を指定していない。または'Nfft',[]を指定している。
既定の OFDM サンプル レート
入力 SampleRate に設定される既定値は Nfft*carrier.SubcarrierSpacing*1000 に等しくなります。ここで、carrier は、キャリア構成を指定する関数呼び出しの入力引数です。
既定の FFT サイズ
入力 Nfft に設定される既定値は、次の条件を満たします。
Nfftが 127 より大きい整数である (整数値のサイクリック プレフィックス長を確保するため)Nfftが 2 のべき乗である。Nfftの最大占有率が 85% になる。実際の占有率はcarrier.NSizeGrid*12/Nfftに等しい。
帯域幅占有率のプロット
キャリア構成オブジェクトを作成します。
carrier = nrCarrierConfig;
すべての NSizeGrid の値について、carrier.NSizeGrid*12/Nfft に等しい実際の占有率を計算します。
nSizeGrids = 1:275; defaultOccupancy = zeros(1,275); for nSizeGrid = nSizeGrids carrier.NSizeGrid = nSizeGrid; ofdmInfo = nrOFDMInfo(carrier); defaultOccupancy(nSizeGrid) = carrier.NSizeGrid*12/ofdmInfo.Nfft; end
実際の占有率をプロットします。NSizeGrid の値が 52、106、160、および 216 のときの占有率を強調表示します。
figure; plot(nSizeGrids,defaultOccupancy,'x'); hold on; typicalNSizeGrids = [52 106 160 216]; plot(typicalNSizeGrids,defaultOccupancy(typicalNSizeGrids),'ro','MarkerFaceColor','r'); title('Bandwidth Occupancy for Default Sample Rate and Default FFT Size'); axis([1 275 0 1]); xlabel('NSizeGrid'); xticks([1 typicalNSizeGrids 275]); ylabel('Bandwidth Occupancy (NSizeGrid*12/Nfft)');

NSizeGrid の最小値を無視します。
defaultOccupancy(1:5) = NaN;
最小占有率、および対応する NSizeGrid の値を求めます。
[occupancyMin,nSizeGridMin] = min(defaultOccupancy)
occupancyMin = 0.4277
nSizeGridMin = 73
最大占有率、および対応する NSizeGrid の値を求めます。
[occupancyMax,nSizeGridMax] = max(defaultOccupancy)
occupancyMax = 0.8496
nSizeGridMax = 145