KLE 工科大学、MATLAB および Simulink を使用してオートメーションとロボティクスのプログラムを開始

「MATLAB および Simulink をロボティクスとオートメーションの学士課程プログラムに導入した結果、授業と学習のプロセスがいっそう合理化されました。これらの製品を使用して、設計、モデル化、妥当性確認、シミュレーション、検証などの、このコースのすべての側面を統合したことにより、業界に適した簡略化したワークフローを実現できました。」

主な成果

  • MATLAB 入門および Simulink 入門の受講により、学生が業界標準のワークフローに習熟
  • モデルベースデザインを使用して、学生がシステム エンジニアリングに欠かせないスキルを習得
  • MATLAB と Simulink に精通した機械工学の卒業生が、雇用適性の向上を実感
KLE 工科大学でオートメーションとロボティクスの授業に使用された 4 本足ロボット。

KLE 工科大学機械工学部で、学生によるオートメーションとロボティクスの実践的な学習に使用されたハードウェア。

インダストリー 4.0 は、スマートシステム、ロボティクス、および IoT (Internet of Things) によって製造業に大きな変革をもたらしました。そのため、機械工学、計測と制御、産業機械製造をはじめとするさまざまな工学部の学科において、設計、製造、研究開発など、基幹産業でのキャリアに向けて学生を育成するためのカリキュラムの更新が求められています。

KLE 工科大学 (KLE Tech) では、Arunkumar Giriyapur 教授が、オートメーションとロボティクスを実践的に学習できる統合型プログラムを開始しました。このオートメーションとロボティクスのプログラムに用意されたコースの多くで、MATLAB®、Simulink®、Stateflow®、Robotics Systems Toolbox™、Deep Learning Toolbox™、および System Composer™ が使用されています。学生は、エンジニアリング システムの概念化、要件の統合、モデル化およびシミュレーション ツールの使用、プロトタイプの構築とテスト、モデルベースデザイン (MBD、モデルベース開発) を使用したプロジェクトの設計などを検討しながら、システム思考で取り組むよう指導されます。また、MATLAB 入門や Simulink 入門などの自己学習形式のオンラインコースを受講し、業界標準のワークフローに従って実際のロボティクスシステムを設計し実装する実践的なプロジェクトにも取り組みます。さらに、学生には、モデルベースデザインを使用してプロジェクトを実行するエンドツーエンドのフレームワークが用意されており、設計、シミュレーション、妥当性確認、および実装の各段階を経験できます。

オートメーションとロボティクスのプログラムは、KLE 工科大学の学生に、知識を探求し、学び、応用する機会を数多く提供しています。たとえば、企業の採用担当者から注目を集めているだけでなく、自らスタートアップ企業を立ち上げる学生も出ています。さらに、多くの企業や団体が、KLE 工科大学やその学生と共同研究を行うことで、人材を発掘したり、各団体で同様のプログラムを導入することに関心を示しています。このコースはインド初であり、モデルベースデザインとシステム エンジニアリング手法を使用した MATLAB および Simulink のワークフローを全面的に採用しています。