初心者でもできる！スマートモーター制御開発の第一歩

モーターは、多岐にわたる産業分野で核となる役割を担っており、最近のモーター駆動システムは、負荷を高速・高精度に制御するだけでなく、過負荷・過電流の監視・保護などの機能も備えて、非常に賢く多機能になっています。スマートモーターの定義も様々ですが、ここでは特に「多機能で高速・高精度な性能」と「優れたエネルギー効率」を兼ね備えたモーターを指すことにします。

産業機械や工場での自動化の推進、EVや家電製品の省エネ化による環境保護への貢献、そして機能安全対策による信頼性・安全性の確保など、さまざまな動機によってスマートモーターへの需要は急速に伸びています。ただスマートモーターの制御開発をするにあたっては、高度で複雑な制御アルゴリズムの適用による制御性能の確保と高いエネルギー効率を両立させるといった難易度の高い課題を伴います。このような課題に対して、MathWorksはスマートモーター制御開発の立ち上げや開発期間短縮を支援するソリューションを提供します。

本セミナーでは、永久磁石同期モーター（PMSM）を題材に、ベクトル制御やセンサレス制御の設計に役立つモーター制御設計ツール（Motor Control Blockset）の適用方法について解説します。また市販されているモーターキットを使いTI社製マイコンへ実装する例も紹介します。このセミナーを通じて、主にこれからモーター制御開発に取り組まれる方を対象に、製品開発のスピードアップと品質の向上を両立させるための戦略について、初心者でもすぐに応用可能なソリューションをデモを交えて紹介します。

これからMBD（モデルベースデザイン、モデルベース開発）を新たに導入しようとするエンジニア、これからモーター制御システムの開発に従事する技術者、さらにはその専門知識を深めたいと考える方々にとって、このセミナーは最適です。