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FMU Builder for Simulink サポートパッケージを使用すると、設計からスタンドアロンの Functional Mock-up Unit (FMU) を作成できます。その後、FMI 2 または FMI 3 のいずれかの仕様に準拠するよう、生成した FMU を構成します。

FMU Builder を使用すると、以下を行うことができます。

  • Simulink モデルまたは C/C++ ソースコードからのスタンドアロン FMU の作成
  • 入れ子の FMU の作成
  • 構造化された I/O 信号とランタイム調整可能パラメーターの使用
  • エクスポートされた FMU の検証
  • Simulink モデルとサードパーティのシミュレーション環境の統合

FMU Builder は Simulink Compiler のアドオン製品であり、MATLAB Release 2023b 以降でのみ使用可能です。それ以前のリリースでは、Simulink Compiler を直接使用してスタンドアロン FMU を作成します。

コシミュレーション ファンクショナル モックアップのスクリーンショット。

Simulink モデルからスタンドアロン FMU を作成

Simulink モデルから固定ステップまたは可変ステップのスタンドアロン FMU を生成して、サードパーティのシミュレーション環境でコシミュレーションを行います。スタンドアロン FMU には、お使いのモデルからコンパイルされたバイナリ共有ライブラリと、任意で C 言語のソースコードが含まれています。

Simulink により、サードパーティ ソフトウェアを使用して Simulink モデルをコシミュレーションするためのツールカップリング FMU を作成します。

S-Function Builder を使用した C/C++ ソースコードのスクリーンショット。

C/C++ ソースコードからスタンドアロン FMU を作成

ソースコードから直接スタンドアロンのコシミュレーション FMU を生成します。S-Function Builder を使用して、システムの動作をモデル化するための独自の C/C++ 実装を作成したり、既存の C/C++ ソースコードまたはライブラリを呼び出すためのラッパーを作成したりします。コマンドライン API を使用して、FMU を生成します。ソースコードから生成された FMU は、FMI 3 に準拠します。

構造化された FMU 変数名にマッピングされた非バーチャルバス信号の図。

構造化された I/O 信号とランタイム調整可能パラメーターの使用

Simulink モデルのランタイム調整可能パラメーターを、FMU インターフェイスのパラメーターとして保持します。構造化パラメーターと非バーチャルバス信号を、構造化された FMU 変数名にマッピングします。

コシミュレーション スタンドアロン FMU にモデルをエクスポートするダイアログボックス。

エクスポートされた FMU の検証

テストおよび検証用に、エクスポートした FMU を Simulink に戻し、正常に動作することを確認します。