次の方法により、特定の警告メッセージを非表示にすることができます。
1. 警告メッセージが出力されるプログラムを実行
2. 警告メッセージの識別子を取得
[LASTMSG, LASTID] = lastwarn;
lastwanコマンドは最新の警告メッセージを出力するコマンドです。
LASTMSGは警告メッセージの文字列、LASTIDはその識別子を表す文字列です。
※ LASTIDが取得できない警告メッセージもあります。その場合は特定のメッセージのみ非表示にすることはできません。
3. 識別子を取得した警告メッセージを非表示に設定
warning('off', LASTID)
なお、以下のコマンドを実行すると、MATLAB は、各警告メッセージとともに、その警告メッセージを非表示にする方法を示す 1 行をコマンドウィンドウ上に追加で表示します。
warning on verbose
また、warning コマンドでの非表示設定設定は、MATLAB を再起動すると解除されます。
常にこの設定を有効にしたい場合は、下記の情報を参照してください。
・MATLABを起動した時に自動的にMATLABファイルを実行することはできますか?
警告メッセージの非表示設定については、以下のドキュメンテーションにも情報があります。
・警告の非表示