MATLAB 7.7 (R2008b)から、各プロットに対して異なるフォントスタイル、フォントサイズを指定可能となっています。
まず、データがプロットされているfigureを用意します。
plot(1:10,'o')
<<www-mathworks-com-matlabcentral-answers-uploaded_files-210528-09ac7cbdb40b430982be9217371ab5d1.png>>
以下の実施例では、figureからtypeがhggroupのハンドルを取得し、setコマンドでフォントサイズとフォントスタイルを指定しています。
alldatacursors = findall(gcf,'type','hggroup')
set(alldatacursors,'FontSize',20)
set(alldatacursors,'FontName','Times')
<<www-mathworks-com-matlabcentral-answers-uploaded_files-210529-ae02635cc61b53f799fb61a870f8c672.png>>
指定できるフォントは、以下のコマンドで確認できます。
listfonts
また、MATLAB 7.7 (R2008b)ではデータカーソルのデフォルトフォントの指定はできませんが、figureに表示されるすべてのフォントスタイルとフォントサイズであれば、以下のコマンドで指定可能です。
set(0,'DefaultTextFontName','Script') % Sets Font Style
set(0,'DefaultTextFontSize',10) % Sets font size
以上のコマンドはfigureを作成する前に使用する必要があります。
'startup.m'に記述すると、MATLAB起動後のすべてのfigureに対して適用され、便利です。
なお、R2014aまでのバージョンでは、以下のコマンドを使用することでもフォントの変更が可能です。
h = findall(gcf,'Tag','DataTipMarker','Type','Text');
set(h,'fontsize',15) % フォントサイズを 15point に変更
以上のコマンドは、R2014b以降のバージョンでは効果がないことにご注意ください。
また、Figure 上に新たに別のデータチップを作成すると、デフォルトのフォントサイズが適用されます。新たに作成したデータチップのフォントサイズを変更したい場合には、再度上記コマンドを実行する必要があります。