MATLAB で使用される一時フォルダーをどのように変更しますか?
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MathWorks Support Team
2017 年 4 月 4 日
編集済み: MathWorks Support Team
2023 年 9 月 20 日
MATLAB はデフォルトでは一時的なファイルをLinux 環境において /tmp/ ディレクトリー下、Windows 環境において C:\Temp フォルダー下に書き込みます。
MATLAB で使用される一時フォルダーをどのように変更できますか?この変更は管理者権限で行う必要はありますか?または、MATLAB セッションにてユーザにより実施可能ですか?
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MathWorks Support Team
2023 年 9 月 20 日
編集済み: MathWorks Support Team
2023 年 9 月 20 日
MATLAB はシステム環境変数より取得するフォルダーを一時フォルダーとして設定・利用します。
MATLAB コマンド setenv および getenv によりシステム環境変数の設定および確認を行うことが可能です。
システム環境変数の変更方法は下記の手順で行うことができます。
<Linux>
MATLAB はシステムに環境変数 'TMP' が存在するかチェックし(getenv('TMP') を用いて環境変数の有無を検索可能)、存在しない場合 '/tmp/' を一時フォルダーとして利用します。
Linux 環境で環境変数 TMP を /tmp/ 以外のディレクトリーに設定することで、'/tmp/' 以外のディレクトリーを MATLAB で使用される一時フォルダーとして指定することができます。
例えば、以下のように環境変数を設定することができます(ディレクトリーパスを適宜カスタマイズしてご利用ください。)
$ export TMP=/home/<username>/matlab_tempdir # bash shell
$ setenv TMP /home/<username>/matlab_tempdir # c shell
<Windows>
Windows 環境では、MATLAB は環境変数 'TEMP' の存在をチェックし、存在しない場合は、環境変数 'TEMP' を確認します。さらにそれが存在しない場合は、環境変数 'USERPROFILE' を確認し、これも存在しない場合は、MATLAB は 'C:\temp' を一時フォルダーとして利用します。その後、MATLAB は再起動後にそれを TEMPDIR として使用します。
再起動を必要とせずに実行中の MATLAB セッションのシステム設定を変更するための簡単な例を以下に示します。
実行中のセッションで環境変数を変更するときに、tempdir パスを更新するには tempdir の状態をリセットするために clear 関数の呼び出しが必要です。
システムの設定を変更する一例は以下の通りです。
tempdir %show unchanged tempdir
clear tempdir
if ispc %check if Windows
setenv('TMP','NEW_DIRECTORY_PATH')
else
setenv('TMPDIR','NEW_DIRECTORY_PATH')
end
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