MATLAB7.0(R14) 以降では、ショートカット機能が導入されました。
この機能を利用し、ショートカットツールバーにコマンドを登録することで、頻繁に使用する機能が1クリックで実行できます。
設定方法は、次のとおりです。
■MATLAB 8.0(R2012b) 以降の場合
1. [ホーム] タブで [新規作成] をクリックし、[ショートカット コマンド] を選択します。
2. [ショートカット エディター] ダイアログ ボックスに必要な情報を入力します。
- [ラベル] フィールドに、ショートカットの名前を入力します。
- [コールバック] フィールドに、ショートカットを実行するステートメントを入力します。
- [カテゴリ] フィールドに新しいカテゴリ名を入力するか、ドロップダウン リストから既存のカテゴリを選択します。
- [アイコン] フィールドでアイコンを選択します。
3. [保存] を選択します。
■MATLAB 7.14(R2012a) 以降の場合
1. [スタート(S)] -> [ショートカット] -> [新規ショートカット]を選択すると[ショートカットエディタ]ウィンドウが開きます。

2. [ラベル] には、このショートカットに付ける名前を登録します。ここでは、"初期化"とします。
3. [コールバック]として、次のコードを入力します。この実行コマンドでは、ワークスペース変数の消去、Figure ウィンドウのクローズ、コマンドウィンドウのクリアを行います。
clear all % 全ての変数、全ての変数、グローバル変数、関数、MEXリンクの削除
close all % Figure ウィンドウの削除
clc % コマンドウィンドウのクリア
4. [カテゴリ] として "ツール バー ショートカット" を選択します。
5. [アイコン]として "標準のアイコン" を選択します(どのアイコンでも問題ありません)。
6. [保存] をクリックします。

以上の設定で、ショートカットバーに"初期化"とボタンが表示されます。このボタンを押すことで、[コールバック]に設定したコードが実行されます。
