Control System Toolbox にある離散化設定により、Transfer Fcn ブロックを離散化ブロックに置き換え、係数を導き出す流れになります。下記にその手順を紹介します。
1.Transfer Fcn ブロックを置きパラメータを設定します。
2.モデルの離散化エディタを起動します。
Simulink モデルメニューより：ツール ->制御設計->モデルの離散化
変換手法、サンプル時間、臨界周波数を設定します。
設定後、S-Z 変換ボタンを押します。
3.ブロックが離散モデルに置き換わります。
ブロック上でマウスを右クリック、「リンクオプション」→「リンクを無効にする」にします。
再びブロックを右マウスで選択し、「マスクの編集」を選びます。マスクエディタが開きます。
4.「初期化」タブを選択し、左のように、設定を追加します。
assignin('base','numd',numd);
assignin('base','dend',dend);
「適用」ボタン -> 「OK」ボタン後 シミュレーションを実行します。
5.ワークスペース上に、numdとdend変数が保存されます。whos コマンドで確認してください。
whos
