AWGNブロックを使用した時のノイズ量の設定方法に関して教えてください。
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MathWorks Support Team
2013 年 10 月 25 日
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2013 年 10 月 25 日
AWGNブロックを使用した時のノイズ量の設定方法に関して教えてください。
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MathWorks Support Team
2013 年 10 月 25 日
説明を簡単にする為、AWGN Channelブロック内のパラメータ[モード]を"SNR"とした際の設定方法について示します。
AWGN Channelブロックでは、入力信号電力(W)とSN比(dB)を設定し、ノイズ量を規定します。
入力信号電力は、信号振幅を電圧とし、単位負荷抵抗が存在しているとして計算します。例えば、QPSK変調で変調信号の振幅が1の時、その信号電力は|1|^2 = 1(W)となります。従って、この時AWGNのブロックパラメータの入力信号電力(input signal power)を1(W)と設定することになります。
実際に入力される信号の電力と、AWGNブロックのパラメータ"Iinput signal power"に設定する値に不一致が生じていると意図するシミュレーションができなくなりますので、注意が必要です。また、QAM変調のように振幅値を可変させ変調させる方式では、そのブロックパラメータ"average power"を利用してその出力電力を規定することができます。
ノイズ量としては、例えば、入力信号電力 1(W)とSN比 10(dB)とパラメータを設定した場合、1(W)の入力信号に対して分散0.1(W)のガウス分布するノイズが加算されていることなります。
下記 "関連ドキュメント" で提供するサンプルモデルでは、独自に作成したブロック(power_calc)にて信号の電力を測定し、その測定値をAWGN Channelブロックに設定しています。この方法が現在では一般的となっています。
(注意)ファイルのダウンロードはダウンロード対象のリンクを右クリックし「対象をファイルに保存」を選択してダウンロードを行ってください。
*R13.xをご利用の場合:power_calc_samp_R13.mdl をご利用ください。
*R14.xをご利用の場合:power_calc_samp_R14.mdl をご利用ください。
*R2006aをご利用の場合:power_calc_samp_R2006a.mdl をご利用ください。
また、SNR、Eb/No、Es/Noの変換に関しては、AWGNブロックのヘルプ内にリンクの張ってある"Describing the Noise Level of an AWGN Channel "の記事をご参考ください。
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