メリット:
・インストール、保守/管理が簡単です。
ネットワークライセンスの場合、各クライアントへのインストールもできます が、ファイルサーバにMATLABをインストールし共有して利用することもでき、 ディスク容量が不足してインストールできないマシンでも御利用可能です。
この場合、保守/管理、バージョンアップといった作業もサーバのみの設定で 済みます。 但し、Windows版とUnix/Linux/Mac OS X版とは共有できません。 詳細につきましては、ページ下部の関連ソリューション:クライアントマシンにインストールする方法は? をご参照ください。
・ライセンスツール毎に管理できます。
ライセンスの管理は各ライセンスツール毎に行われているので、MATLABと各 ライセンスツールのライセンスキー数は一致させる必要がなく、例えば、利用 度の低いToolboxはキー数を減らして、
MATLAB ---------------- 4ユーザ
Simulink -------------- 3ユーザ Optimization Toolbox -- 1ユーザ
とすることもできます。 ただし、一度ライセンスツールを利用した場合は、そのMATLABセッションを終 了するまで、自動的にはライセンスをリリースしません。 詳細につきましては、ページ下部の関連ソリューション:ネットワークライセンスにおいて、アイドル状態のクライアントのライセンスを自動的に解放することはできますか? をご参照ください。
・利用するユーザが限定されません。=フローティング(Concurrent)のみ。
パーソナルライセンスやグループ管理ライセンスのように、利用者を規定する 必要がないので、延べ利用者数制限がされません。
デメリット:
・ライセンスサーバがダウンした場合、MATLABが利用できなくなります。
ライセンスサーバがダウンした場合、MATLABが利用できなくなります。 ネットワークライセンスでは、1台のライセンスサーバマシンでFLEXlmライセ ンスマネージャーデーモンを起動し、クライアントからMATLABの起動時、オプションツールの使用時、MATLAB終了時等にライセンスの認証、開放の情報を送ります。そのため、ライセンスサーバマシンがダウンした場合、認証を得られず、MATLABを利用することができなくなります。
ただし、バックアップサーバ(Redundant Server)を選択し、ライセンスサーバのダウンする確率を減らすことが出来ます。
・ネットワークに不具合が発生した場合、MATLABが利用できなくなります。
この場合も上記同様、ネットワークを通して、ライセンスサーバマシンへのラ イセンス認証等を行なうことができないため、クライアント上でMATLABを起動 することができません。
・動作が遅くなる場合があります。
ファイルサーバ上のMATLABを共有している場合、ネットワーク経由でデータが 読み込まれる分、遅くなります。なお、クライアントインストールの場合は、 ライセンスの認証による通信のみとなるので、ハードディスク容量は消費され ますが、ネットワークトラフィック量の負荷は少なくなります。