各軸の範囲は、xlim, ylim および zlim 関数を使用して調整することができます。
下記の例では、x 軸とy 軸の表示範囲を指定しています。
x = linspace(0,2*pi);
y = sin(x);
plot(x,y);
xlim([0 2*pi])
ylim([-1.5 1.5])
軸の目盛りの配置は、xticks, yticksおよび zticks 関数を使用して設定可能です。
目盛りの位置として、増加するベクトルの値を入力します。値は、等間隔である必要はありません。
xticks([0 pi 2*pi])
yticks([-1 0 1])
また、各目盛りに関連付けられているラベルを変更するには、xticklabels, yticklabels および zticklabels 関数を使用します。
文字ベクトルのセル配列を使用してラベルを指定します。目盛りラベルを非表示に設定したい場合には、空のセル配列({}) を指定します。
また、ラベルに特殊文字やギリシャ文字を含めるには、\pi などの TeX マークアップを使用します。
xticklabels({'0','\pi','2\pi'})
yticklabels({'min','y = 0','max'})
さらに、xtickangle や xtickformat 関数などを使用して目盛りラベルを回転させるといった、形式を変更することも可能です。詳細については、以下を参照してください。
・MATLAB: 座標軸の外観
R2016a 以前のバージョンを使用している場合は、Axesオブジェクトのプロパティを設定して、軸の範囲や、目盛りの配置、および目盛りラベルを指定できます。
例えば、x方向の値を変更するには、次のようにXLim、XLimMode、XTick、XTickMode、XTickLabel、およびXTickLabelModeプロパティを使用します。
ax = gca;
ax.XLim = [0 2*pi];
ax.XTick = [0 pi 2*pi];
これらのプロパティの詳細については、以下を参照してください。
・MATLAB : Axes のプロパティ