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wcodemat

拡張疑似カラー行列スケーリング

    説明

    wcodemat は、指定された表示範囲に入力行列を再スケーリングします。指定された範囲が現在のカラーマップの全範囲である場合、wcodemat の動作は imagesc と同様です。

    y = wcodemat(x) は、[1,16] の範囲の整数として行列 x を再スケーリングします。

    y = wcodemat(x,nbcodes) は、[1,nbcodes] の範囲の整数として x を再スケーリングします。

    y = wcodemat(x,nbcodes,opt) は、opt で指定された次元に沿って x を再スケーリングします。

    y = wcodemat(x,nbcodes,opt,absol) は、absol が非ゼロの場合は x のエントリの絶対値に基づいて、absol がゼロに等しい場合は x の符号付きの値に基づいて、X を再スケーリングします。

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    イメージを読み込みます。

    load woman

    カラーマップの範囲を求めます。

    NBCOL = size(map,1)
    NBCOL = 255
    

    Haar ウェーブレットを使用して、イメージの単一レベル離散ウェーブレット変換を求めます。

    [cA1,cH1,cV1,cD1] = dwt2(X,"db1");

    レベル 1 の Approximation 係数を、カラーマップの全範囲にグローバルにスケーリングします。

    cA1scaled = wcodemat(cA1,NBCOL);

    スケーリングなしの Approximation 係数とスケーリングありの Approximation 係数を表示します。

    image(cA1);
    colormap(map)
    title("Unscaled Image")

    image(cA1scaled)
    colormap(map)
    title("Scaled Image")

    スケーリングされていない Approximation 係数とスケーリングされた Approximation 係数のヒストグラムを表示します。

    subplot(1,2,1)
    histogram(cA1)
    title("Unscaled")
    subplot(1,2,2)
    histogram(cA1scaled)
    title("Scaled")

    入力引数

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    入力。行列として指定します。

    データ型: double

    x を整数として再スケーリングする範囲の上限。正の整数として指定します。

    データ型: double

    行列を再スケーリングする際の次元。次のいずれかとして指定します。

    • "mat" または "m"x をグローバルに再スケーリング

    • "column" または "c"x を列方向に再スケーリング

    • "row" または "r"x を行方向に再スケーリング

    データ型: string

    再スケーリング基準。スカラーとして指定します。absol が非ゼロの場合、wcodemat は、x の成分の絶対値に基づいて x を再スケーリングします。absol がゼロに等しい場合、wcodemat は、x の成分の符号付きの値に基づいて x を再スケーリングします。

    データ型: double

    バージョン履歴

    R2006a より前に導入

    参考

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