mexihat

Mexican Hat (Ricker) ウェーブレット

構文

[psi,x] = mexihat(lb,ub,n)

説明

[psi,x] = mexihat(lb,ub,n) は、区間 [lb, ub] にある n 個の点の規則的なグリッド x で評価された Mexican Hat ウェーブレット psi を返します。Mexican Hat ウェーブレットは Ricker ウェーブレットとも呼ばれます。

Mexican Hat ウェーブレットは、有効なサポートとして間隔 [-5, 5] をもちます。ウェーブレットのエネルギーのほぼ 100% がこの間隔内にあります。[-5, 5] は正しい理論上の有効なサポートですが、より正確な結果を提供するために、計算ではより広い有効なサポート [-8, 8] が使用されます。

この関数は、ガウス確率密度関数の 2 階微分関数に比例します。

メモ

gauswavf を使用して、ガウス ウェーブレットの 2 階微分を取得できます。この負の正規化微分を使用すると、結果のウェーブレットは Mexican Hat ウェーブレットに似たものになります。

例

Mexican Hat ウェーブレット

Mexican Hat ウェーブレットを [-5,5] のサポートで作成します。1,000 個のサンプル点を使用します。結果をプロットします。

lb = -5;
ub = 5;
N = 1000;
[psi,xval] = mexihat(lb,ub,N);
plot(xval,psi)
title('Mexican Hat Wavelet')

入力引数

lb — 下限

実数値のスカラー

区間の下限。実数値のスカラーとして指定します。

ub — 上限

実数値のスカラー

区間の上限。実数値のスカラーとして指定します。

n — サンプル点の数

正の整数

サンプル点の数。正の整数として指定します。

出力引数

psi — Mexican Hat ウェーブレット

実数値のベクトル

Mexican Hat ウェーブレット。長さ n の実数値のベクトルとして返されます。

x — サンプリング時点

実数値のベクトル

サンプリング時点。長さ n の実数値のベクトルとして返されます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

waveinfo | gauswavf