freqz

DWT フィルターバンクの周波数応答

構文

[psidft,f] = freqz(fb)

[psidft,f,phidft] = freqz(fb)

freqz(fb)

説明

[psidft,f] = freqz(fb) は、ウェーブレットフィルター psidft の複素数値の周波数応答と離散ウェーブレット変換 (DWT) フィルターバンク fb の周波数ベクトル f を返します。周波数の単位はサイクル/サンプル (または、サンプリング周波数が fb で定義されている場合は Hz) です。周波数応答は、ゼロ周波数が中央になるように中央揃えされます。

[psidft,f,phidft] = freqz(fb) は、分解のすべてのレベルで、DWT フィルターバンク fb のスケーリングフィルター phidft について、複素数値の周波数応答を返します。

freqz(fb) は、ウェーブレットフィルターバンク fb の片側振幅周波数応答をプロットします。振幅周波数応答は、すべてのウェーブレットバンドパスフィルターと最も粗い解像度のスケーリングフィルターについてプロットされます。凡例は対話型です。フィルターの振幅応答の表示/非表示を切り替えるには、凡例の対応する行をクリックします。

例

すべて折りたたむ

DWT フィルターバンクの周波数応答

ライブスクリプトを開く

長さ 4096 の信号および Fejér-Korovkin fk22 ウェーブレット用の DWT フィルターバンクを作成します。ウェーブレットフィルターと最終解像度スケーリングフィルターの振幅周波数応答をプロットします。

len = 4096;
fb = dwtfilterbank('Wavelet','fk22','SignalLength',len);
freqz(fb)

ウェーブレットおよびスケーリングフィルターの周波数応答を取得します。分解のすべてのレベルでスケーリングフィルターの振幅周波数応答をプロットします。

[psidft,f,phidft] = freqz(fb);
plot(f,abs(phidft)')
grid on
xlabel('Normalized Frequency (cycles/sample)')
ylabel('Magnitude')
legend('A1','A2','A3','A4','A5','A6','A7')

Figure contains an axes object. The axes object with xlabel Normalized Frequency (cycles/sample), ylabel Magnitude contains 7 objects of type line. These objects represent A1, A2, A3, A4, A5, A6, A7.

分解の最初の 2 つのレベルで、ウェーブレットとスケーリングフィルターの片側振幅周波数応答をプロットします。レベル 2 の周波数応答がレベル 1 のスケーリングフィルターの振幅応答とどのように重なるかに注意してください。

plot(f(len/2:end),abs(psidft(1,len/2:end))')
hold on
plot(f(len/2:end),abs(phidft(1,len/2:end))')
plot(f(len/2:end),abs(psidft(2,len/2:end))')
plot(f(len/2:end),abs(phidft(2,len/2:end))')
grid on
xlabel('Normalized Frequency (cycles/sample)')
ylabel('Magnitude')
legend('Level 1 Wavelet','Level 1 Scaling','Level 2 Wavelet','Level 2 Scaling')

Figure contains an axes object. The axes object with xlabel Normalized Frequency (cycles/sample), ylabel Magnitude contains 4 objects of type line. These objects represent Level 1 Wavelet, Level 1 Scaling, Level 2 Wavelet, Level 2 Scaling.