ROI の強度値の最大値への置き換え
この例は、入力イメージ内の関心領域 (ROI) の最大強度値を見つけ、ROI のピクセルをその最大値に置き換える方法を示しています。
MATLAB ワークスペースへのデータの読み込み
モデルへの入力は、元のイメージ、ラベル行列、およびラベル値です。ラベル行列には、入力イメージの必要な ROI が含まれています。ラベル行列を MATLAB® ワークスペースに読み込みます。
load Snowflakes_mask.mat
ラベル行列で一意のラベル値を見つけます。ラベル値 0 は背景に対応しているため、無視しなければなりません。
lb = unique(Labelmatrix); label = lb(2:end);
モデル例
Simulink® モデルを開きます。モデルは、Image From File ブロックを使用して、入力イメージを読み取ります。
open_system('ex_blk2dmaximum.slx');

モデルは、各 ROI の最大強度値を計算し、ROI のすべてのピクセル値を最大値に置き換えます。モデルは、これらの 2-D Maximum ブロック パラメーターを、指定された値に設定することにより、各 ROI の最大値を個別に計算します。
ModeパラメーターをValueに設定します。Find the maximum value overパラメーターをEntireinputに設定します。Enable ROI processingパラメーターを設定し、ROItypeパラメーターをLabelmatrixとして設定します。
Matlab Function ブロックは、個々の ROI をその最大強度値に置き換え、結果のイメージを出力します。
結果のシミュレーションと表示
モデルを実行し、Video Viewer ブロックを使用してイメージを表示します。
sim('ex_blk2dmaximum.slx');


