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UAV Animation

並進と回転を使用した UAV 飛行経路のアニメーション

  • UAV Animation block

ライブラリ:
UAV Toolbox / Utilities

説明

UAV Animation ブロックは、並進と回転の入力配列に基づいて、無人航空機 (UAV) の 1 つ以上の飛行経路のアニメーションを実行します。出力の Figure には、固定翼 UAV またはマルチローター UAV のいずれかのビジュアル メッシュが、指定された位置と方向に表示されます。シミュレーション後に Figure を表示するには、ブロック マスクの [アニメーションを表示] をクリックします。

端子

入力

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UAV の xyz 位置。m 行 3 列の行列として指定します。ここで、m はアニメーションを実行する UAV の総数です。行列の各行は、[慣性座標系の z 軸の方向] プロパティに指定した座標系における UAV の xyz 位置を指定します。

例: [1 1 1]

慣性座標系を基準とする UAV ボディ座標系の回転。m 行 3 列または m 行 4 列の行列として指定します。

  • [回転形式] パラメーターを Euler ZYX に指定した場合は、この入力を m 行 3 列の行列として指定します。ここで、m はアニメーションを実行する UAV の総数です。行列の各行は、慣性座標系における xy、および z の各軸周りの UAV の回転角 (ラジアン単位) を表します。

  • [回転形式] パラメーターを Quaternion に指定した場合は、この入力を m 行 4 列の行列として指定します。ここで、m はアニメーションを実行する UAV の総数です。行列の各行は、UAV の quaternion ベクトルを表します。

UAV のメッシュ タイプ。整数の m 要素ベクトルとして指定します。ここで、m はアニメーションを実行する UAV の総数です。各要素は UAV のメッシュ タイプを指定します。ここで、1 はクワッドコプターのメッシュ、2 は固定翼のメッシュです。

依存関係

この端子を有効にするには、[動的な UAV メッシュ構成を有効にする] パラメーターを選択します。

UAV メッシュの構成。m 要素の列ベクトル、m 行 4 列の行列、または m 行 5 列の行列として指定します。m はアニメーションを実行する UAV の総数であり、各行はそれぞれの UAV のメッシュ構成に対応します。この入力のサイズは、UAV に構成するパラメーターによって異なります。

  • m 要素の列ベクトル — 各要素は UAV のメッシュ サイズを指定し、正の値でなければなりません。各 UAV の既定の色は [1 0 0]、既定のアルファは 1 です。

  • m 行 4 列の行列 — 各行は UAV のメッシュ サイズと色を指定します。最初の要素はサイズで、他の 3 要素は色を RGB 3 成分で指定します。

  • m 行 5 列の行列 — 各行は UAV のメッシュ サイズ、色、および透明度を指定します。最初の要素はサイズで、次の 3 要素は色を指定します。最後の要素は UAV メッシュのアルファ値を範囲 [0, 1] の値として指定します。値 0 は完全に透明で、値 1 は完全に不透明です。

例: [10 1 0 0 0.5; 20 0 1 0 0.5] は、最初の UAV のメッシュ サイズを 10、色を赤に設定し、2 番目の UAV のメッシュ サイズを 20、色を緑に設定します。両方の UAV メッシュの透明度は 0.5 です。

依存関係

この端子を有効にするには、[動的な UAV メッシュ構成を有効にする] パラメーターを選択します。

マーカーの構成。n 行の行列として指定します。n は描画するマーカーの総数であり、各行はマーカーの構成に対応します。この入力のサイズは、マーカーに構成するパラメーターによって異なります。

  • n 行 3 列の行列 — 各行はマーカーの xyz 位置を指定します。各行は既定のサイズ、色、タイプ、および塗りつぶしのステータスをもちます。

  • n 行 4 列の行列 — 各行はマーカーの xyz 位置とサイズを指定します。ここで、最初の 3 要素は位置、最後の要素はサイズを指定します。

  • n 行 7 列の行列 — 最初の 3 要素はマーカーの xyz 位置、次の要素はサイズ、他の 3 要素は色を RGB 3 成分で指定します。

  • n 行 8 列の行列 — 最初の 3 要素はマーカーの xyz 位置、次の要素はサイズ、次の 3 要素は色、最後の要素は次のマーカー タイプを指定します。

    • 1 — 円形マーカー

    • 2 — 正方形マーカー

    • 3 — 三角形マーカー

  • n 行 9 列の行列 — 最初の 3 要素はマーカーの xyz 位置、次の要素はサイズ、次の 3 要素は色、次の要素はマーカー タイプ、最後の要素は塗りつぶしステータスを正の整数として指定します。1 は塗りつぶす、0 は塗りつぶさない、です。

依存関係

この端子を有効にするには、[マーカーの描画] パラメーターを選択します。

パラメーター

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表示する UAV の数。正の整数として指定します。

[UAV タイプ][UAV メッシュ構成] の入力端子を有効にするには、このパラメーターを選択します。これにより、シミュレーション内の各 UAV に異なるメッシュを構成できます。

シミュレーション対象の UAV に表示するメッシュを、FixedWing または Multirotor のいずれかとして指定します。すべての UAV に一様なメッシュを指定するには、このパラメーターを使用します。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[動的な UAV メッシュ構成を有効にする] パラメーターをクリアします。

シミュレーション対象のすべての UAV に一様なメッシュ サイズを指定するには、このパラメーターを使用します。値を正の数値スカラーとして指定します。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[動的な UAV メッシュ構成を有効にする] パラメーターをクリアします。

UAV メッシュの色を RGB 3 成分として指定します。シミュレーションのすべての UAV に一様なメッシュの色を設定するには、このパラメーターを使用します。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[動的な UAV メッシュ構成を有効にする] パラメーターをクリアします。

シミュレーションのすべての UAV のメッシュと軌跡に一様な透明度を設定するには、このパラメーターを使用します。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[動的な UAV メッシュ構成を有効にする] パラメーターをクリアします。

慣性座標系の z 軸の正の方向を、Up または Down のいずれかとして指定します。プロットでは、正の z 軸は常に上向きです。このパラメーターは、慣性座標系とプロットの座標系の間の回転を定義します。慣性座標系が北-東-下 (NED) の構成に従っている場合は、このパラメーターを Down に設定します。

回転入力の形式を次のオプションのいずれかとして指定します。

  • Euler ZYX — 回転入力は、オイラー角 zyx (ラジアン単位) からなる m 行 3 列の行列でなければなりません。ここで、m はアニメーションを実行する UAV の総数です。

  • Quaternion — 回転入力は、各行が四元数である quaternion ベクトルからなる m 行 4 列の行列でなければなりません。m は、アニメーションを実行する UAV の総数です。

[マーカー] の入力端子を有効にするには、このパラメーターをオンにします。これにより、シミュレーション内にマーカーを描画できます。

出力の間隔 (秒単位) をスカラーとして指定します。シミュレーションのサンプル時間はシミュレーション時間に従うため、実際の時計時間ではありません。

この既定値は、ブロックのサンプル時間が "継承される" ことを示します。

継承サンプル時間タイプの詳細については、サンプル時間の指定 (Simulink)を参照してください。

ヒント

  • サンプル時間を長くし、シミュレーションのパフォーマンスを改善します。サンプル時間を長くすると、ブロックの更新頻度が低くなるため、シミュレーションがより高速になります。

拡張機能

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バージョン履歴

R2018b で導入

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