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rotm2eul

回転行列のオイラー角への変換

説明

eul = rotm2eul(rotm) は、回転行列 rotm を対応するオイラー角 eul に変換します。入力回転行列は、回転について左から掛ける形式になっていなければなりません。オイラー角回転の既定の順序は "ZYX" です。

eul = rotm2eul(rotm,sequence) は、回転行列をオイラー角に変換します。オイラー角は軸回転シーケンス sequence で指定されます。オイラー角回転の既定の順序は "ZYX" です。

[eul,eulAlt] = rotm2eul(___) は、同じ回転 eulAlt を表す別のオイラー角セットも返します。

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rotm = [0 0 1; 0 1 0; -1 0 0];
eulZYX = rotm2eul(rotm)
eulZYX = 1×3

         0    1.5708         0

rotm = [0 0 1; 0 1 0; -1 0 0];
eulZYZ = rotm2eul(rotm,'ZYZ')
eulZYZ = 1×3

   -3.1416   -1.5708   -3.1416

入力引数

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回転行列。n 個の回転行列を含む 3×3×n の行列として指定します。各回転行列はサイズが 3 行 3 列で、正規直交です。入力回転行列は、回転について左から掛ける形式になっていなければなりません。

メモ

わずかに正規直交でない回転行列は、出力が複素数になることがあります。関数に入力する前に、行列を検証することを検討してください。

例: [0 0 1; 0 1 0; -1 0 0]

オイラー角の軸回転シーケンス。以下のいずれかの string スカラーとして指定します。

  • "ZYX" (既定)

  • "ZYZ"

  • "ZXY"

  • "ZXZ"

  • "YXY"

  • "YZX"

  • "YXZ"

  • "YZY"

  • "XYX"

  • "XYZ"

  • "XZX"

  • "XZY"

それぞれの文字は対応する軸を示します。たとえば、シーケンスが "ZYX" である場合、指定された 3 つのオイラー角は順に z 軸回りの回転、y 軸回りの回転、および x 軸回りの回転として解釈されます。この回転を点に適用すると、軸回転が x、y、z の順に適用されます。

データ型: string | char

出力引数

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オイラー回転角 (ラジアン単位)。オイラー回転角の n 行 3 列の配列として返されます。各行は 1 つのオイラー角のセットを表します。

例: [0 0 1.5708]

別のオイラー回転角の解 (ラジアン単位)。オイラー回転角の n 行 3 列の配列として返されます。各行は 1 つのオイラー角のセットを表します。

例: [0 0 1.5708]

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2015a で導入

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参考

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