wbllike
ワイブル負の対数尤度
構文
nlogL = wbllike(params,data)
[logL,AVAR] = wbllike(params,data)
[...] = wbllike(params,data,censoring)
[...] = wbllike(params,data,censoring,freq)
説明
nlogL = wbllike(params,data)
は、ワイブル負の対数尤度を返します。params(1)
はスケール パラメーター A
、params(2)
は形状パラメーター B
です。
また、[logL,AVAR] = wbllike(params,data)
は、params
の値が最尤推定である場合にパラメーター推定の漸近的分散共分散行列である AVAR
も返します。AVAR
はフィッシャー情報行列の逆行列です。AVAR
の対角要素は各パラメーターの漸近分散です。
[...] = wbllike(params,data,censoring)
は、data
と同じサイズのブール ベクトル censoring
を受け入れます。これは、右側打ち切りの観測値の場合は 1、正確に観測された観測値の場合は 0 です。
[...] = wbllike(params,data,censoring,freq)
は、data
と同じサイズの頻度ベクトル freq
を受け入れます。freq
は、通常、data
の要素に対応するための整数の頻度を含みますが、任意の整数でない非負値を含むこともできます。censoring
の場合は []
にその既定値を入れて渡して使用します。
打ち切りなしデータのワイブル負の対数尤度は、次の式で表されます。
ここで、f はワイブル確率密度関数です。
wbllike
は、最尤推定のユーティリティ関数です。
例
この例は、wblfit
の例の続きです。
r = wblrnd(0.5,0.8,100,1); [logL, AVAR] = wbllike(wblfit(r),r) logL = 47.3349 AVAR = 0.0048 0.0014 0.0014 0.0040
参考文献
[1] Patel, J. K., C. H. Kapadia, and D. B. Owen. Handbook of Statistical Distributions. New York: Marcel Dekker, 1976.
バージョン履歴
R2006a より前に導入