mvregresslike
多変量回帰に対する負の対数尤度
構文
nlogL = mvregresslike(X,Y,b,SIGMA,alg)
[nlogL,COVB] = mvregresslike(...)
[nlogL,COVB] = mvregresslike(...,type,format)
説明
nlogL = mvregresslike(X,Y,b,SIGMA, は、行列または cell 配列 alg)X 内の予測子変数に対する n 行 d 列の行列 Y の d 次元の多変量観測の多変量回帰に対して負の対数尤度関数 nlogL を計算します。これは係数推定値の p 行 1 列のベクトル b と d 行 d 列の行列 SIGMA (Y の行の共分散を指定) 用に評価されています。d =1 の場合、X は、予測子変数の n 行 p 列の計画行列になります。d の値にかかわらず、X は、各セルが 1 つの多変量観測に対して d 行 p 列の計画行列を含む長さ n の cell 配列にもなります。すべての観測が同じ d 行 p 列の計画行列の場合、X は単一のセルになります。
X または Y が NaN の値である場合、それは欠損値と見なされます。X に欠損値をもつ観測は無視されます。Y の欠損値の処理は、alg で指定したアルゴリズムによって異なります。
alg は、係数推定値 b を得るために mvregress で使用されるアルゴリズムと一致する必要があり、以下の値のいずれかでなければなりません。
'ecm'— ECM アルゴリズム'cwls'— 次の条件によって重み付けされる最小二乗SIGMA'mvn'— 欠損値をもつ行をj除外した後で計算される多変量正規の推定量Y
[nlogL,COVB] = mvregresslike(...) は、パラメーター推定 b の推定された共分散行列 COVB も返します。
[nlogL,COVB] = mvregresslike(..., は、type,format)COVB のタイプと形式を指定します。
type は次のいずれかです。
'hessian'— ヘッシアン (観測された) 情報を使用する場合。このメソッドでは、データの欠損に伴う不確実性の増大を考慮します。これは既定の設定です。'fisher'— フィッシャーか予測された情報を使用する場合。このメソッドでは、完全なデータの予測された情報を使用し、欠損データに伴う不確実性は含めません。
format は次のいずれかです。
'beta'—bのみのCOVBを計算します。これは既定の設定です。'full'—bとSIGMAの両方のCOVBを計算する場合。
バージョン履歴
R2007a で導入