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maineffectsplot

グループ化されたデータの主効果プロット

説明

maineffectsplot(Y,group) は、group のエントリで定義されるグループを使用して、Y のグループ平均に対する主効果プロットを作成します。各サブプロットに 1 つのグループ化変数を関数とする Y のグループ平均が表示されます。

maineffectsplot(Y,group,Name=Value) は、1 つ以上の名前と値の引数を使用して追加オプションを指定します。たとえば、グループ化変数の名前やプロットする統計量を指定できます。

[h,ax]=maineffectsplot(___) は、前の構文におけるいずれかの入力引数の組み合わせを使用して、Figure ウィンドウのグラフィックス ハンドルを h、個々のプロットのグラフィックス ハンドルを ax で返します。

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carsmall データ セットを読み込みます。

load carsmall;

モデル年と気筒数の 2 つのグループ化変数を使用して、自動車の重量に対する主効果プロットを作成します。

maineffectsplot(Weight,{Model_Year,Cylinders}, ...
               VarNames=["Model Year","# of Cylinders"])

Figure contains 2 axes objects. Axes object 1 with xlabel Model Year, ylabel mean contains an object of type line. Axes object 2 with xlabel # of Cylinders contains an object of type line.

最初のサブプロットは、モデル年が後になるほど自動車の平均重量が減ることを示しています。2 番目のサブプロットは、気筒数と共に自動車の平均重量が急激に増えることを示しています。

carsmall データ セットを読み込みます。

load carsmall;

Weight の予測子データとシミュレーションでノイズを加えた 4 セットの Weight の観測値を格納する行列 Y を作成します。

rng(0,"twister") % For reproducibility
noise_std = 10;
Y = [Weight, ...
    Weight+noise_std*randn(size(Weight)), ...
    Weight+noise_std*randn(size(Weight)), ...
    Weight+noise_std*randn(size(Weight)), ...
    Weight+noise_std*randn(size(Weight))];

モデル年と気筒数の 2 つのグループ化変数を使用して、自動車の重量の観測値に対する主効果プロットを作成します。観測値の標準偏差をプロットします。

maineffectsplot(Y,{Model_Year,Cylinders},Statistic="std", ...
               VarNames=["Model Year","# of Cylinders"])

Figure contains 2 axes objects. Axes object 1 with xlabel Model Year, ylabel standard deviation contains an object of type line. Axes object 2 with xlabel # of Cylinders contains an object of type line.

サブプロットは、モデル年と気筒数のどちらについても、それらと共に自動車の重量の標準偏差が減ることを示しています。

入力引数

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入力データ。数値ベクトルまたは数値行列を指定します。Y が行列の場合、行は異なる観測値を表し、列は各観測値の複製を表します。

データ型: single | double

グループ化変数。cell 配列または数値行列として指定します。group が cell 配列である場合、group の各セルにはグループ化変数が含まれていなければなりません。グループ化変数は、カテゴリカル変数、数値ベクトル、文字行列、string 配列、または文字ベクトルによる 1 列の cell 配列です。group が数値行列である場合、列は異なるグループ化変数を表し、行は Y の行に対応します。グループ化変数は、Y の要素と同じ数をもたなければなりません。グループ化変数の数は 1 より大きくなければなりません。

例: {Smoker,Gender}

データ型: categorical | single | double | char | string | cell

名前と値の引数

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オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

例: maineffectsplot(Y,group,VarNames=["Weight","MPG"}) は、group で定義されるグループと "Weight" および "MPG" という名前のグループ化変数を使用して、行列 Y のグループ平均に対する主効果プロットを作成します。

グループ化変数の名前。文字行列、string 配列、または文字ベクトルの cell 配列として指定します。VarNames が文字行列の場合、行数は size(group,2) でなければなりません。それ以外の場合は、Varnames の要素数が size(group,2) でなければなりません。VarNames を指定しない場合、既定の名前は "X1""X2"、... です。

例: VarNames=["A","B","C","D"]

データ型: char | string | cell

プロットの Axes ハンドル。axes ハンドルとして指定します。Parent[] (既定) の場合、関数はプロットを新しい Figure で作成します。

プロットする統計量。"mean" または "std" として指定します。Statistic"mean" (既定) の場合、関数はグループの平均をプロットします。Statistic"std" の場合、関数はグループの標準偏差をプロットします。"std" を指定する場合、Y に複数の列がなければなりません。

例: Statistic="std"

データ型: char | string

出力引数

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Figure ウィンドウのハンドル。Figure ハンドルとして返されます。

個々のプロットの Axes ハンドル。Axes オブジェクトの配列として返されます。

バージョン履歴

R2006b で導入